はたらく力増量計画

「協同労働」が描く 新たな社会の未来像

「太陽のもとのてらこや」ゴール地・日光東照宮で開催するこの講演では、労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 田嶋さんをゲストにお迎えし、2020年法制化で新たな一歩を踏み出した「協同労働という働き方・組織のかたち」の視点から、これからの新たな社会のあり方について考えます。

地域に根ざした仕事・地域の困りごとから生まれた仕事=”暮らしごと”を通して、働く一人ひとりの成長を後押しする協同労働は、地域の持続可能性を高め、豊かな社会を育む新しい動きであると言えます。 コロナ禍を経て、暮らし方・生き方そのものに対する個々の考えかたがシフトしていく中で、この協同労働という働くかたちの推進が社会に与える影響はとても大きく、このような働くかたちにまつわる選択肢が多様に示されるようになっていて、おもいをもつ一人ひとりが基点となって事業・活動をおこせる時代になっていることを広く伝えたいと考え、今回のセミナーを企画致しました。

働く個々の主体性や創造性を活かしながら、持続的な事業運営とどのようにバランスをとっていけるか。

自律した個々が、所属意識やつながり意識をもちながら協働していくにはどうしたら良いのか。 出資・意思決定・労働という三位一体の経営において、「お金」とどのように向き合っていけば良いのか。 いわば皆で組織をシェアし、生み出した価値を分かち合う労協法人において、所有の概念はどのように作用していくのか。

そんな問いを、田嶋専務とお話しながら、社会と地域をより良くする働くの未来像について考えて行きたいと思います。

<セミナー概要> 

🌳これまでのセミナーの様子
 📚 地域を舞台に観えてくる これからの参加型社会とは
 📚 「さとのば大学」に学ぶ 日本の未来を変えていく新しい学習コミュニティ
 📚 株式会社eumo 代表取締役 新井和宏氏 「ありがとうを運ぶお金の話」
 📚 「たくましく生きよ」雄勝中の挑戦から学ぶ

●日時:令和6年11月30日(土)15:15 ~ 17:00
    ※ハイブリッド開催(リアル参加/Zoom参加)

●会場:日光東照宮「客殿」 / オンライン(Zoom)

●プログラム
・ 開会あいさつ
・ 基調講演
・ トークセッション
・ シェアタイム・質疑応答
・ 総括・謝辞

・ 閉会あいさつ


●受講料:
Zoom参加の方 = 一般3,000円/学生1,500円
リアル参加の方=一般5,500円/学生3,000円 *特別祈祷代含む
*リアル参加お申し込みの方は、「日光街道 太陽のもとのてらこや」最終日(11月30日(土))にご参加いただけます。
*本セミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生の活動参加費に充てさせていただきます。投げ銭として、上記受講料に加えてのご寄付もよろしければご検討ください。
<Good Job アクション!>
https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

<ゲスト プロフィール>

田嶋 康利 さん

日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 専務理事

1964年生まれ。1988年日本労働者協同組合連合会センター事業団入職。
協同総研専務、労協連合会事務局長を経て、現職。

◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。
https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

<お申込み>

    参加日:

    2024年11月30日

    参加区分

    会社名

    お名前 (必須)

    フリガナ (必須)

    メールアドレス (必須)

    郵便番号 (必須)

    住所 (必須)

    お電話番号 (必須)

    備考

     

    未来社会の描きかた—生成AIと共に生きる時代へ

    今年の「日光街道 太陽のもとのてらこや」オープニングセミナーでは、生成AIの未来可能性を探る特別講演をお届けします。

    ゲストにお迎えするのは、AIとの共生を独自の視点から描き未来社会を展望する、Shaさんこと西澤篤央さんです。

    日光街道を歩く、という究極の身体性の学びのプログラムとも言える機会で、なぜ生成AIというもう一方の極の世界を取り上げるのか。それは、生成AIによって、私たちの働き方・生き方が変化していく可能性を味わい、ワクワク感のもとで探究していきたいからです。

    Shaさんは、”言葉と数字の前の世界における喜び”を理解し、それを基盤に、言葉と数値の集積である生成AIと触れることで、AIと人間が共に暮らす未来像を提案されています。
    今回のセミナーでは、そのようなShaさんが描く未来社会の可能性や、AIと共に暮らすライフスタイルについてお話しいただきます。
    また、「AI Shaさん」との対話や、や「AIだいちゃん」とのセッションなど、参加いただく皆さん自身がAIとの新しい関わり方を体感する機会も予定しています。

    未来の技術がどのように私たちの生活を変え、私たちがどのようにAIと共生していくのか。
    その展望を体感できる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

    <セミナー概要>  

    ●日時:令和6年11月9日(土)10:30 ~ 12:15
    *ハイブリッド開催(Zoom参加/リアル参加)

    ●プログラム
    ・ 開会あいさつ
    ・ Shaさん 基調講演
    ・ トークセッション(Shaさん × AIだいちゃん ×金野美香)
    ・ 質疑応答
    ・ 謝辞・閉会あいさつ


    ●受講料:
    Zoom参加の方 = 一般2,000円/学生1,000円
    リアル参加の方=一般3,000円/学生1,500円
    *リアル参加お申し込みの方は、「日光街道 太陽のもとのてらこや」初日(11月3日(祝))にご参加いただけます。
    *本セミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生の活動参加費に充てさせていただきます。投げ銭として、上記受講料に加えてのご寄付もよろしければご検討ください。
    <Good Job アクション!>
    https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

    <ゲスト プロフィール>

    西澤 篤央 さん(shaさん)

    Project Regrow 代表
    元ボードゲーマー、元ITジェネラリスト、コンサルタント。変容の推進と民主化を考えている人間。特技がゲームなので、ゲームを中核に据えて活動しております。shaのダイナミック名刺
    → URL:https://shorturl.at/wlJLd

    ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。
    https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
    「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
    日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
    俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

    <お申込み>

      参加日:

      2024年11月9日

      参加区分

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      備考

       

      コミュニティ経営の視点から 中小企業の人的資本について考える<春のてらこや2024>

      🌸JES 春のてらこや2024 概要 🌸
       コミュニティ経営の視点から 中小企業の人的資本について考える

      <日時> 2024年1月19日(金)17:00~18:50(16:45よりZoom受付開始)

      <タイムスケジュール>
      ・オープニング・開会にあたり
      ・ご挨拶(影山摩子弥先生)
      ・トークセッション1:人事のフィールドから人的資本経営をどう捉えるか
                 (清水秀城さん・畑中義雄さん/モデレーター 金野美香)
      ・トークセッション2:コミュニティ経営の視点から人的資本について考える
                 (影山摩子弥先生・清水秀城さん・畑中義雄さん/モデレーター 金野美香)
      ・閉会あいさつ

      <ゲスト>
      ◍ 影山 摩子弥 先生(横浜市立大学都市社会文化研究科 教授)
      ◍ 清水 秀城 さん(社会保険労務士/社労士事務所HR人事支援研究所 代表)
      ◍ 畑中 義雄 さん(社会保険労務士/有限会社人事・労務チーフ人事コンサルタント)
      *モデレーター:金野美香(一般社団法人日本ES開発協会 理事長)

      参加費について> 

      ◆参加チケット:2,000円(税込み)
      ◆ドネーションチケット:2,500円(税込み)

      ※参加者の皆さんには、後日アーカイブ動画をお送り致します。
      ※今回のセミナーの模様は、「TERAKOYA オンライン」にて録画動画を公開致します。
        TERAKOYA オンライン
      ※ドネーションチケットとしてのご支援は、当協会Good Job アクション「子どもたちの”はたらく”体験・はたラボ」運営に充てさせていただきます。
       🌳Good Job アクション!
        https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

      🌸 お申込み

      お申込みいただきましたメールアドレスに、お支払いとZOOMのURL等、詳細のご案内をいたします。

        参加区分

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        備考

         

        未来の”はたらく”を考える<あおぞら図書館えいが会>

        日光街道のまち・みち・ひととの関わりから学びを深める「太陽のもとのてらこや」。
        その舞台である宿場町で出合ったすてきなスペースをお借りして、あおぞら図書館えいが会を開催します。

        今回の会場は、日光街道が行き着く場所である「日光東照宮」です。

        えいが会のテーマは「未来のはたらくを考える」。
        自分の、自分たちの、未来に向けた「はたらくかたち」「はたらきかた」「はたらく場」「はたらく力」をちょっと立ち止まって考え、まわりの人たちと話してみるー、そのような題材として映画を鑑賞し、キャリアについて考える場です。
        そのため、映画を観たあとに対話・ワークの時間を設けていますので、「いろいろな世代のひとと交流したい」「他分野ではたらくひとの話を聴いてみたい」「なにか活動に参画してみたい」といったアンテナを持った皆さんの参加をおすすめします。

        題材は、アフガニスタンとパキスタンで、現地の人々と共に現地の人々のために働いた医師・中村哲さんの生涯をドキュメンタリーでたどった映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」をお送りします。

        <セミナー概要>  

        ●日時:令和5年12月2日(土)15:15 ~ 17:00

        ●プログラム
        ・15:15 開場:特別祈祷を終えてからお入りいただきます
        ・15:20 開会・ごあいさつ・チェックイン 
        ・15:30 開演(映画は47分間です)
        ・16:20 休憩
        ・16:30 ワークショップ
        ・17:00 まとめ・閉会


        ●受講料:
        一般5,500円/学生3,000円 ※特別祈祷代及びセミナー受講代含む
        *本セミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生の活動参加費に充てさせていただきます。投げ銭として、上記受講料に加えてのご寄付もよろしければご検討ください。
        <Good Job アクション!>
        https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

        <えいが予告編>

        https://youtu.be/bOSDk1o98ik

        ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。
        https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
        「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
        日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
        俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

        <お申込み>

          参加日:

          2023年12月2日

          参加区分

          会社名

          お名前 (必須)

          フリガナ (必須)

          メールアドレス (必須)

          郵便番号 (必須)

          住所 (必須)

          お電話番号 (必須)

          備考

           

          「さとのば大学」に学ぶ 日本の未来を変えていく新しい学習コミュニティ

          学校だけに教育を担ってもらうでなく、官民も連携しながら地域全体で教育の機会を創り上げていこう、ということで、いま「地域教育」の重要性が問われています。

          わたしたちの活動フィールドである日光街道沿いのまちに焦点をあてると、例えば街道の起点・日本橋では、地元企業や学生たちも参画し、地域について学ぶプログラムが実施されたり、宇都宮や春日部などでは、地域の中に学びを担う人材を育成したり、という動きが積極的に取り入れられつつあります。

          また、いつもわたしたちの活動を支援くださっている石井造園さんは、横浜市をフィールドに、子どもたちと地域の緑を守る活動(ナラレンジャー)や、町内会などの自治組織と連携したCSR活動を通して、つながりの基点として地域教育を実践しています。

          このような地域教育=地域を舞台にした新しい学びのかたちを日本で切り拓いてきたのが、今回ゲストでお呼びする信岡良亮さんです。

          これから社会に出る若者たちが主人公となり、日本各地をフィールドに、地元の方たちとも連携を深め社会課題の解決にも寄与しながら、学びと実践を深めていく「さとのば大学」。今回、その発起人である信岡さんから、学校という枠を越えた未来思考の学びのあり方について、社会人のリカレント教育なども取り上げながら、お話を伺いたいと思います。

          かつてこの「太陽のもとのてらこや」でお話をいただいた佐藤淳一さん(宮城県・雄勝中元校長)は、震災以降の地元中学生たちの姿をふりかえりながら「何もかもなくしてしまった彼らにこそ、自らがたくましく生きていく力を身につけ、将来どんな仕事に就くかを考える場・学ぶ場が必要である」と述べていました。かねてよりキャリア教育に力を入れてきた宮城県で、雄勝の町を舞台に職場体験の機会を広げてきた佐藤さんが、震災で地域が全てなくなってしまってからも、発想を変えて、さまざまな人とのつながりや資源を活かし修学旅行先の地域を舞台にした志教育を実践してきた、というものです。

          いま、震災時に多感な小中学校時代を過ごしていた若者たちは、続々と社会に歩み出しています。

          そのような次世代の子どもたち・若者たちが、創造性豊かな働きかたで自身のとくいを伸ばしていけるようなキャリアの道筋をたどるためには、いかに創造性豊かな学びを提供できるか、という点が重要だと考えます。それを、わたしたち民間企業も連携しながら、多様性あふれる地域を舞台にした学習機会を提供していくことが、一つの道筋と言えるのではないかと思います。

          土地の歴史や文化という縦軸と、自然やひとなどの地域資源が広がる横軸が、多層的に重なりあう「地域」。それらの価値を編集し直し、繋げあわせることで、豊かな学びの舞台ができあがります。

          日光街道や、参加する皆さんの目の前に広がる地域あるいは職場で、どのような実践をできるのか、信岡さんのお話を踏まえ、考えていく機会にできればと思います。

          <セミナー概要>  

          ●日時:令和5年11月3日(祝・金)10:30 ~ 12:15
          *ハイブリッド開催(Zoom参加/リアル参加)

          ●プログラム
          ・開会あいさつ
          ・信岡良亮さん 基調講演 (聴き手:金野美香)
          ・トークセッション
          ・質疑応答
          ・謝辞・閉会あいさつ

          ●受講料:
          Zoom参加の方 = 一般2,000円/学生1,000円
          リアル参加の方=一般3,000円/学生1,500円
          *リアル参加お申し込みの方は、「日光街道 太陽のもとのてらこや」初日(11月3日(祝))にご参加いただけます。
          *本セミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生の活動参加費に充てさせていただきます。投げ銭として、上記受講料に加えてのご寄付もよろしければご検討ください。
          <Good Job アクション!>
          https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

          <ゲスト プロフィール>

          信岡良亮(のぶおかりょうすけ)さん

          関西で生まれ育ち同志社大学卒業後、東京でITベンチャー企業に就職。Webのディレクターとして働きながら大きすぎる経済の成長の先に幸せな未来があるイメージが湧かなくなり、2007年6月に退社。小さな経済でこそ持続可能な未来が見えるのではないかと、島根県隠岐諸島の中ノ島・海士町という人口2400人弱の島に移住し、2008年に株式会社巡の環を仲間と共に企業(現在は非常勤取締役)。6年半の島生活を経て、都市と農村の新しい関係を創るために東京に活動拠点を移し、2015年5月に株式会社アスノオトを創業。
          現在は都市と地域を繋ぐ学びの場「地域共創カレッジ」を主催するほか、ビジネス・ブレークスルー大学の講師として「ITと地域イノベーション」の授業などを担当している。2018年より地域を旅する大学「さとのば大学プロジェクト」の発起人となり、2019年7月より開講し新しい学びの文化を日本に根付かせる活動を展開中。

          ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。
          https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
          「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
          日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
          俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

          <お申込み>

          お申込み受付は終了いたしました。

           

          日光杉並木、田原真人さんとの対話の道歩き

          「太陽のもとのてらこや」最終日の特別講演は、田原真人さんにお話いただきました。


          当日、今市宿をスタートする朝から、田原さんには参加者の皆さんと共に杉並木を歩いていただき、ゴール後の東照宮の中も一緒に巡っていく、という大変貴重な対話の行程となりました。

          日光東照宮の中を巡り特別祈祷を受けたあとの澄んだ空気感の中、シンと静まる客殿で、田原さんの講演が始まりました。

          まず投げかけられたのは、「状況(環境)→からだ(身体性)→あたま(思考)」という視点。
          ”思考した上で行動し物事の状況をつくっていく”という、現代社会では無意識に当たり前となっているわたしたちの動きかたを取り上げ、それによるさまざまな行き詰まり(イノベーションが起きづらい等)に気づいて来たいま、改めて、「状況が変わるとわたしたちも変わる」という点に立ち、新しい生きかたや働きかた、学びかたを探求してみよう、という点でした。


          例えば、東照宮に刻まれている数々の装飾はわたしたちの目を惹きつけますが、それらは職人たちの営みの痕跡であり、そのような時間や文化が凝縮された場が、日光東照宮でもあります。
          また、人が東照宮を目指して歩く営みの痕跡として、日光街道という道・環境ができたわけですが、わたしたちもその道を毎年歩き続けるという身体性ある営みを重ねながら、街道沿いの地域の文化や歴史・風土がもつ物語に心惹かれ、人とつながり、「太陽のもとのてらこや」という活動が形づくられてきました。


          これらは決して綿密に設計・計画されたわけではなく、非効率だけれども生命的な営みの蓄積でもあり、田原さんはそれを「アリの巣的な営み」とおっしゃいます。

          アリの巣的な営みは、そこに参加する、そこで暮らす、そこで働く、というように、からだを動かし体感しながら徐々に形づくられていくものです。そのため、個々の接点を通じてコミュニケーションが必要になり、一つのパターン・こたえとして画一的に展開していけるものではありません。


          わたしたちは近代社会において、しっかりと計画を立て綿密な設計どおりに動かすことで状況が変わり新たな価値を生み出せると捉え、動かすために外発的な要因(報酬等)をエンジンに仕立てようとしてきました。日頃わたしたちが取り組む評価制度などは、その最たるものかもしれません。
          しかし、そのような設計主義が過ぎることで、強制力が働いて負荷・ひずみが生じ、例えば職場であれば、メンタルヘルスやハラスメントの問題などが生じるようになったとも言えます。


          アリの巣的な、生命体としての状況の中で暮らしたり働いたりしていくことは、非効率ではあるものの多様な物語が立ち上がりやすく、個々の特性が活かされコミュニティにおける自らの役割を認識することができると言います。それが、居場所感・愛着心・つながり意識といったESの状態を高め、個々の内発的なエンジンとしても作用するわけです。
          企業の組織も、わたしたちのようなコミュニティの活動も、”しっかり考え綿密に設計する”ところから少し離れて、ご縁のある地域や愛着ある場の中に身を置いてみて、「状況(環境)→からだ(身体性)→あたま(思考)」という流れで営みを積み重ねてみることが、これからの社会を個としてしなやかに歩んでいく道筋になるのだと言えます。

          杉並木から東照宮までの対話の道のりで、参加者からは、まちや職場が抱える問題や就職活動の悩みなど、さまざまな課題が投げかけられました。


          しかし、田原さん曰く「課題がみえている、というのは、望まれている、ということでもある」と。
          そこに身を置き、その状況の中でからだを動かしてみたことで、観えた世界や感じたことがあるからこそ、自らの役割や進みたい方向性が実感できるわけで、そのような個としてのおもいを基点に動いてみる、ということを大切にしていければ良いのではないかと思いました。

          わたしたちの活動の意義を捉え直ししながら、この社会を生きる一人ひとりとしてのあり方を見つめ直す、まさに「enearth(掘り起こす)」の学びの機会となりました。
          ありがとうございました。

           

          「太陽のもとのてらこや」での歩み

          私は今年からJESに参画し、「日光街道 太陽のもとのてらこや」では運営メンバーとして学びの場づくりに関わってきました。この活動を通して、様々な地域の魅力や多くの人の価値観に触れることができ、自分の視野を広げられ、貴重な経験になりました。

          1日目のセミナーでは、まず、お話し頂いた八木澤さんが私と同い年であることに驚きました。生きてきた年数は同じはずなのに視野の広さや思考の深さが全く違い、すごさを感じました。


          また、お話をお聞きする中で、常に様々なことに目を向け、自分で考えながら行動してきたからそのような視野の広さや思考の深さが身についたのだろうと感じ、私も見習わなければと思いました。
          特に「ゆるく交わることがWell-beingに繋がる」というお話が印象に残っており、ゆるさから良いアイディアが生まれるという言葉を聞いて勉強になりました。
          私は机に向かって考えていることが多いですが、これからは気分転換しながら考えてみようと思いました。

          4日目は、Y’s Teaさんにご挨拶に行くところから合流させて頂きました。


          Y’s Teaさんでは、まず、紅茶の種類の多さに驚きました。どれも気になるものばかりで、何度も来て色々な紅茶を飲んでみたいと思いました。また、あらゆる地域とコラボした紅茶を作っていて、紅茶を地域おこしの手段にするという発想も素敵だと思いました。
          そして、思いついたことを次々に行動していく行動力も真似したいと思いました。
          自分が暮らすまちにある素敵な場所を知ることができてとても嬉しかったです。また行きたいと思いました。


          その後は5日目の懇親会場となるかまやさんに行き、ご挨拶と打ち合わせをしました。金野さんと店主の方が打ち合わせをしているのをメモを取りながら聞いていて、懇親会で楽しんでもらうために当日の様子を想像しながらメニューのラインナップなどを一緒に決めていく様子がとても勉強になりました。
          色々なことを考えながら打ち合わせを進めていくことで、参加する人に楽しんでもらえる場が作れるのだと思い、人を楽しませるためには様々な点に目を向ける必要があるのだと思いました。


          今まであまり立ち会うことのなかった場だったので貴重な経験になりました。

          5日目は、今市駅から日光東照宮まで、観光で来ていたら通らないような道をたくさん歩き、歩いてみないと分からないような地域の魅力を感じることができました。
          その中でも杉並木を歩いていると、自然に囲まれて心が癒やされました。就活や大学の課題などに追われて忙しい日々を送っていましたが、自然に囲まれるとリラックスでき、改めて自然が持つ力や魅力が感じられました。


          日光東照宮では、普段は入れないところにも入らせて頂き、貴重な機会になりました。見始めるといつまでも見てしまいそうな細かい装飾があらゆる所にあり、これを完成させた昔の職人さんやそれを修復したり維持したりする職人さんのすごさを感じました。
          日光東照宮へ行くのは初めてだったので、有名な三猿や眠り猫が見られたことも嬉しかったです。また、もっと歴史の知識があれば、知識と結びつけて建物を見ることができ、楽しめたのかもしれないと思い、歴史を勉強してからまた来てみたいと思いました。

          最後のセミナーでは体で感じたことを大切にというお話が特に印象に残り、就活をする中で大切にしていきたいと思いました。


          大学で勉強をしていると、頭で考えることが基本になってしまっていたので、新たな視点を得られて勉強になりました。
          さらに、5日目は様々な方と話しながら歩くことができ、色々な考え方や価値観、好みに触れられてとても楽しかったです。大学にいるだけでは関われない方と関わることができ、自分の視野も広げられたように感じました。


          初対面の人と話すとき、緊張してしまうことが多かったですが、イベントを通して色々な人と関わる楽しさを感じ、もっと色々な人と関わってみたいと思うようになりました。
          初対面の人に声をかけることにもあまり壁を感じなくなり、成長できたように感じ嬉しかったです。

          今回のイベントを通して、たくさんの地域の魅力や人の魅力を感じることができ、参加して良かったと思いました。このような気付きや学び、成長を与えてくださり、関わって下さった方々に対する感謝の気持ちでいっぱいです。
          行きたい場所もたくさんできたので、これからも色々な場所を訪れ、地域の魅力を発見したり、様々な人と関わってみたりしたいと思います。

           

          地域を舞台に観えてくる これからの参加型社会とは

          「太陽のもとのてらこや」に参加するのは、勤めているひと、経営しているひと、学び過程のさなかのひと、などさまざまです。皆それぞれの背景や意図があって、徒歩行軍とまちあるき、それぞれのコースを選んで参加してくださる多様な顔ぶれです。
          しかし、その一日の長い行程を終えると、不思議と醸成されている「一体感」があります。まちを歩きながら普段とは異なる学びを共にした一体感、あるいは、長距離を歩き抜いた一体感。
          その感覚は決して、“歩くぞ!”“歴史を学ぶぞ!”といった同調圧力から高められたものではなく、また、機械的に組み立てられたカリキュラムの枠組みで生み出されたものでもなく、日光街道という一本道を「歩く」というシンプルな行為を重ねながら、各々が身体性で感じ、さまざまな創発と向き合うプロセスを通して、「なぜ歩くのか」「何のために参加したのか」等々の意味をつくりあげたからこそ、育まれた感覚であると言えます。
          このように「場や機会を共にし、身体性で感じる行程を歩むことで、時間や空間を越えて一体感を共有できること」の意味を、日光街道を舞台に、より深めていきたいと考えたときに、日頃さまざまな学びをいただいている田原真人さんとのご縁で、今回のセミナーの開催に至りました。
          これからの社会において、主体的な個が結び付き、つながりを通したさまざまな物語を生み出していきながら、意味や役割を見出していくコミュニティを、田原さんが提唱する「参加型社会」と重ね合わせながら、「日光街道太陽のもとのてらこや」最終日に、皆さんと学びを深めていきたいと思います。

          <セミナー概要>  

          ●日時:令和4年11月19日(土)15:15~17:00

          ●オンライン開催

          ●プログラム
          ・開会あいさつ
          ・田原真人氏 基調講演
          「地域を舞台に観えてくる これからの参加型社会とは」
          ・質疑応答/閉会あいさつ

          ●受講料:一般 3,000円/学生 1,500円
          *本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。
          <Good Job アクション!>
          https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

          <ゲスト プロフィール>

          田原真人(たはらまさと)さん

          デジタルファシリテーター/非暴力アナーキスト
          参加型社会学会会長
          国際ファシリテーターズ協会日本支部(IAF Japan)理事
          文筆家&講演家(オンライン化による学びと組織の変化、参加型社会へのパラダイムシフト)
          コンサルタント(参加型コンセプト開発・オンラインプログラム開発)
          参加型社会の実現に向け、教育、組織、社会の新しいデザインを探究する独立研究者。「反転授業の研究」でオンラインコミュニティ運営、「トオラス」で自律分散型オンライン組織経営を行う。2021年から、参加型社会学会を立ち上げ、社会のパラダイムシフトに取り組む。『Zoomオンライン革命!』『出現する参加型社会』『Miro革命』など著書12冊。参加型社会学会会長。IAF Japan理事。一般社団法人SD&I(サプライヤーダイバーシティ&インクルージョン)研究所理事、有限会社人事・労務顧問、デジタルファシリテーター。非暴力アナキスト。マレーシア在住10年を経て2022年6月に帰国。

          ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント最終日(11月19日(土))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
          https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
          「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
          プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
          日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
          俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

          <お申込み>

          申込み受付終了いたしました。

           

          ナスコンバレーに学ぶ いろどり豊かな共創のまちづくりとは

          栃木県の那須地域を舞台に、イノベーションを社会実装する場として2021年にスタートしたこころみ「ナスコンバレー」。ウェルビーイングを社会課題として取り上げ、物流、医療、教育などさまざまな分野において最先端の技術を実証し、これからの社会で展開していくことを意図して生まれました。
          那須の豊かな自然のもと、国内最大規模のリビングラボとして動き出したナスコンバレーには、多様な専門分野をもった企業や行政、教育機関、そして地域で暮らす人たちといったさまざまな存在が集っています。その土台には「対話」があり、多様な存在の共創を後押しするインタープレナーも介在しながら、地域の未来像を描いていると言います。
          地域に根差した”暮らすとはたらく”の新しいかたちの実践によって、どのような価値が生まれ、社会に循環していくのか。今回の「秋のてらこや」では、ナスコンバレーが生まれた背景や那須地域で目指す姿、リビングラボを動かしていく要点などをお伺いし、日光街道をはじめとするさまざまな地域を基点にどのような社会の未来像を描けるのか、皆さんと考えていきたいと思います。

          <セミナー概要>  

          ●日時:2022年11月5日(土)10:30~12:15

          ●オンライン開催

          ●プログラム
          ・開会あいさつ
          ・八木澤玲玖さん 基調講演
          ・対談 / 質疑応答
          ・閉会あいさつ

          ●受講料:一般 2,000円/学生 1,000円
          *本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。
          Good Job アクション!
          https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

          <ゲスト プロフィール>

          ●八木澤 玲玖(やぎさわ れく)さん
          1999年7月那須塩原市で生まれる。南小学校、西那須野中学校、黒磯高校を経て東洋大学国際観光学部卒業。2017年、高校3年時に株式会社那須旅を設立。代表取締役社長就任。当時17歳の高校生社長として様々なメディアに取り上げられ注目される。生まれ故郷である那須地域の発展のためエネルギー溢れる若者として活動中。観光のみならず、教育・政治・環境・福祉の分野でも活動を広げる。栃木県のエネルギー溢れる若者が集まった若者団体みらとちを設立。同代表。一般社団法人生徒会活動支援協会理事。100個の新産業創造を掲げるSUNDRED株式会社にて、地方の課題解決に向けたリビングラボ形成をリード。一般社団法人ナスコンバレー協議会事務局。

          ●矢尾板 初美(やおいた はつみ)さん
          明治学院大学国際学部を卒業後、総合物流会社を経て、行政書士として独立。開業以来、物流業に関するご依頼を受ける他、大手電気通信企業が展開する働き方改革PJの事務局サポートや多様な法人の設立支援を行っている。はたらくカタチが多様化する近年は、業務委託契約書や在宅勤務規程等の作成の他、クラウドシステムやRPA等HR Techの最適化による給与計算や労務手続きの自動化等、業務の生産性向上そして組織のDX向上を支援している。また、自らも、師事している矢萩ともに、903シティファーム推進協議会を起ち上げ、皆ボランタリーで巡るコミュニティカフェ「田心カフェ@浅草」や「よみがえれ!浅草田圃PJT」を運営する。“共感”を軸とした組織の可能性と運営課題を実感するとともに、非営利組織の事務局サポートメニューを展開し、多様な個の集うコミュニティ創りをサポートしている。

          ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント初日(11月5日(土))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
          https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
          「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
          プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
          日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベラ・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

          <お申込み>

          申込の受付は終了いたしました。

           

          河岸のまちの空間に身を置いて感じたこと

          今日は日光街道のフィールドワークです。東武動物公園駅でメンバーと会いました。朝礼をしてから、バスで関宿城に向かいました。僕の初めての埼玉旅行でした。

          バスの窓から見える景色は、一面に広がる田んぼでした。ちょうど稲刈りが終わって、秋の雰囲気が溢れています。大都会に住み慣れた私にとって、珍しい景色でした。

          僕は台湾の台北出身で、大学四年生です。交換留学生として日本に来て、まだ2ヶ月も経っていません。

          日本のイメージは、いつも賑やかで高層ビルばかりの現代的な国です。だから、僕はすごく心を躍らせ、違う角度で日本を見つめようと思いました。

          バス停から関宿城博物館までの道を歩くと、静かで綺麗な自然景観で、僕はスッキリしました。

          それから、関宿城を後にして、境町にある道の駅に行きました。途中で自動運転バスと偶然に遭遇しました。残念ながら、次の発車まで待ち時間が長すぎて、乗らないことにしました。でも、自動運転バスが動くことを想像すると、すごい時代になったなと改めて感じました。

          道の駅で昼ご飯を食べ終わったら、S-Gallery(粛粲寶美術館)に見学しに行きました。展示された作品は素晴らしかった。それに、僕が気になるところは、美術館の建築自体です。とてもユニークで現代的な建築で、特に、木材製の屋根が目につきました。職員に聞くと、その美術館は名建築家の隈研吾さんによる作品だそうです。よく調べたら、ビックリすることに、境町には隈研吾さんの建築物が7か所あります。僕みたいに建築好きの方は、ぜひ足をお運びください。

          そして、すぐ隣にあるお洒落な干し芋専門店「HOSHIIMONO 100CAFE (ほしいもの百貨)」を訪ねました。いろいろな芋製品が売っています。見るだけで、楽しい気分になります。しかも、その干し芋専門店は前の美術館と同じ、隈研吾さんの作品です。

          すばらしい建築が並ぶ町は、居心地がいいですね。

          今回フィールドワークのおかげで、僕はいろいろな新しいことを知りました。十一月からの日光街道太陽のもとのてらこや を楽しみしています。