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ご縁・つながりと感謝があふれる行程

こんにちは。有限会社人事・労務 持地です。

今回の日光街道を歩くイベントは、私自身初めてだったわけですが、1日目と2日目で気づいた点を活かしていこうと望んだ3日目でした。

徒歩リーダーの謙介さん、日光のイベントを楽しみにきた参加者、ゲストの方、毎年日光を体験、見てきた人事労務メンバーやJESメンバー、この日光を一緒に作り上げていこうと参加してくれたボランティアメンバー、それぞれさまざまな思いがあって望んでいるこのイベントに対して自分はどのような場にしたいのか、常に自分自身に問いかけながら動いていくことが大事かなと感じ、過ごした1日でした。

この日は横浜からゲストとしてお越しくださいました、石井造園株式会社の石井社長と美奈子さんが今回初で参加してくださり、1日目2日目とはまた違った和やかなムードの中スタートしました。

最初に古河の町で訪れた鈴木園さんでは、古くから大事にしてきた思い、お茶という日本の文化についてのお話を頂き、その思いに皆さん真剣に耳を傾け聞き入っていました。こうして日光街道沿いの歴史を語ってくださり温かく出迎えてくださることが本当に貴重でありがたいことだなと思います。

その後野木神社さんに到着し、落ち葉はきをしていると、ありがたいことにご近所さんから「ありがとうございます」というお言葉とお茶を頂きました。

私たちの活動はそういったところや、もしかしたらどこかあまりよくないところも含め地域の方からよく見られているのだなと嬉しさの反面、改めて気が引き締まる思いでした。

落ち葉は気が終わった後は、神社の澄んだ空気の中みんなでお弁当を頂きました。神社独特の澄んだ空気感の中食べるお弁当はまた別格で、なかなか味わえない時間だなあと。

その後宮司さんがいらしてくださり、神社でもオンラインイベントに力を入れてやっているんですというお話をお聞きし、地域に古くから根付く場所でデジタルの動きがあるというのは町としても心強さを感じるのではないかなと思いました。

その後、町歩きチームの石井社長達の元に同行させて頂きました。

古河の町を散策し楽しんでいらしたご様子で、いつもカフェに納豆の仕入れをさせて頂いている杉本納豆さんにお邪魔し、今回も美味しい納豆を購入させて頂きました。

いつもご家族一丸となって納豆をお造りされている姿が良いなあと思います。

また古河の町を歩き始めていると、石井社長が町の中から私たちが疑問にすら思わないさまざまなものをこれなんだと思うと問いかけをもらい、石井社長の視点から新たな発見がたくさんありました。

その頃徒歩チームでは蛸屋菓子店さんで小池さんご家族がお出迎えくださり、お菓子やお茶をご馳走になりましたとの報告があり驚きました。ありがたいことだなとしみじみ思います。

徒歩も終盤に差し掛かって、皆さん疲労困憊の頃、美奈子さんから手作りクッキーのお裾分けを頂きました。

おもてなしをする立場でありながら、優しい心遣いがとても嬉しく思いました。

そこでまた皆さん気合を入れ直したように歩き始め、ゴールまで。

この日は38キロという過酷な距離の中、さまざまなご縁・つながりの方から癒しの時間や勇気を頂けたおかげで、みんなで最後までたどり着くことができたのだなと感じます。

有限会社人事・労務 持地比加瑠

2021-01-14 | Posted in 未分類No Comments » 

 

継続を力に―4年間の思いのもとでの行動・学び

今回、徒歩行軍リーダーを務めました、学生の高橋です。

私はこの日光街道のイベントに大学1年生のときから参加させていただいており、今年で4回目の参加となりました。また、大学4年ということもあり今回で学生として最後の参加になるので今年こそは全行程を参加、日本橋から日光東照宮までの143㎞を踏破しようと決意しておりました。そんな想いのもと2日目を迎えました。

 2日目は越谷から栗橋までの約32㎞を歩きました。

初日から連日だったため私含め参加者への負担はないか非常に心配でしたが迎えた朝、連日参加だった方々も疲れはなく元気だったので、私もリーダーとして皆を導いていかないと、と元気をもらいました。

 私はこのイベントが近づくと毎年、同じ大学の友人やゼミ生に声掛けしており、毎年参加してくれるのですが、今年も友人が参加してくれて、この日の行程も一緒に歩いてくれました。

越谷を出発し、休憩しつつ向かう場所は、蕎麦匠ほりたという春日部にあるお蕎麦屋さんです。ほりたさんといえば春日部では名物の藤うどんが食べられるお店です。

藤うどんは、春日部市の特別天然記念保存の木に指定されている「牛島の藤」の花の色をイメージして生み出されたうどんで鮮やかな紫色をしていて、非常においしかったです。

それから、春日部で有名なお茶屋さんである、おづつみ園に立ち寄り、おいしいお茶を飲みながらおづつみ園の尾堤社長にお話を伺いました。その中でも印象に残っている言葉は「何もせずにどうしよう、どうしようとしているうちに時間は過ぎていく。時間は待ってはくれない。だったら何か行動を起こさないと…」

これを聞いて確かに焦ったり慌ててしまったりしても時間だけが過ぎてしまいもったいないと思いました。以来、私はこの言葉を念頭に置き、生活するようにしました。

32㎞という距離は普段の生活では歩くことのない距離で実際に歩くと大変です。しかし、そんな大変な時だからこそ参加者皆で声を掛け合ったりお話しながら歩いたりすることで足の痛みや疲労も和らぎます。辛そうな人がいたら声をかけ、夜、真っ暗な場所を通るときは安全に配慮して気を付けて歩くよう促したり懐中電灯で足元を照らしたり皆で協力しながら歩きました。

地域のお店がおもてなししてくださることへの感謝や休憩場所が視界に入った時の喜び、ゴールした時の達成感など、このイベントで感じることは全て実際に行ってみないと感じられないものだと改めて思いました。尾堤社長の仰るように、行動することへの大切さを体感しました。

毎年参加していたので道中でも、あの時のあの行程ではこの人とこんな話をしながら歩いたな、と4年間の思い出や記憶がよみがえってきました。私や毎年参加してくれる私の友人もこのイベントを心の底から楽しんでいるので、同じ気持ちを共有できる人がこれからも増えたらいいなと思います。だからこそ、私が大学を卒業しても、新しく参加してくれるインターン生にこの思いを引き継いでもらいたいです。

埼玉学園大学 4年 高橋謙介

2021-01-14 | Posted in 未分類No Comments » 

 

2020 Good Job プロジェクト 始動 ~ 日光東照宮へ

毎年Good Job プロジェクトでお世話になっている日光東照宮へ、ご挨拶に行きました。

雨模様の日光。
駅を出ると、もやがかかった緑の山々がとても神秘的な景色を示していました。

東武日光駅から乗り込んだタクシーの運転手さんが、かつて東照宮の神馬のお世話をしていたとのことで、ニュージーランド政府から贈られた時の話や普段の馬の様子などを聴きながら、あっという間に社務所へ到着。

そして通していただいた部屋に、まさに神馬の写真と蹄鉄が飾られていて、偶然というか何というか、こういうご縁が重なる日光街道がやっぱり好きだなあと、しみじみ思ったのでした。

禰宜の湯澤さんには、わたしたちが今考えている今年度の動きをお話させていただきました。
そして湯澤さんからも、
-戦争のほとんどない260余年という時代を築いた徳川家康を祀る東照宮を、”平和の象徴”としてさまざまな国・地域の方たちに知ってほしい。
-いずれまた多くの人が往来できる段階になったら、山の中の聖地という特別な場所にある東照宮を訪れ、自然の豊かさも感じてほしい。
このようなご自身が思い描く東照宮のこれからのあり方をお伝えいただきました。

江戸から見てちょうど東照宮陽明門の真上には北極星が輝いていると言われています。
今わたしたちの社会はさまざまな不安が渦巻く状態ともなっていますが、ちょっと目線を上げて共に道を歩みながら、未来思考で”はたらく”を考える-、そんなGood Job プロジェクトを今年も展開していきたいと思いました。

幻想的な神橋と大谷川を眺めながら、駅へ向かう道すがら、いつもお世話になっているお店にもご挨拶で立ち寄りました。

日光の中心的な存在とも言える和菓子屋「湯沢屋」さんでは、七代目・高村代表とお話をさせていただきました。
1804年に創業し、200年以上も日光のまちと共に発展してきた湯沢屋さん。
今年の新型コロナの影響は、観光地・日光にも少なからず影を落としていますが、長い歴史をもつ湯沢屋さんの視点は未来を向いており、その姿勢に「継続は力なり」という言葉の意味を改めて実感しました。

今年、Good Job プロジェクト「日光街道まるっと学び舎プロジェクト」は、少し形を変えオンラインもおりまぜながら、勤労感謝の日がある11月を中心に開催予定です。
街道を進み、地域をめぐりながら、体感で学ぶ経験学習プログラムとして、多くの方々のご参加をお待ちしております。

 

 

歴史に浸かる・人に浸かる”日光杉並木” [日光街道まるっと学び舎プロジェクト]

Good job プロジェクトのイベントの一つ、日光街道まるっと学び舎プロジェクトでは、日本橋から日光東照宮までの143kmの道のりを五日間に分けて歩き通しています。

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その道のりのなかで、もっとも自然と歴史あふれるのが、「日光杉並木」。

大沢宿から日光まで、約16,5kmの杉並木が続きます。この日が最終日ということもあり、杉並木を歩いていると、「とうとうここまで来たか…!」と何とも言えない気持ちになってくるのです。

この杉並木の中で、しんとした空気や、杉のにおい、小川がちょろちょろ流れる音、色々な自然を知ることができます。そして自然を感じながら、それを分かち合える仲間とともに歩くことができるというのは、何とも嬉しいことです。

普段からお世話になっていても、そのことが当たり前になってしまって「ありがとう」が減っていく。

そんな経験はありませんか?

誰かと一緒に汗を流して、力のかぎり動く。

そんな機会が減りすぎて、その楽しさを忘れていませんか?

お互いに高い夢を持っている仲間と、自分たちの未来を語り合う。

そんなことはもうできないなあと思ってしまっていませんか?

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みんなが一生懸命だから、自分も一生懸命になれる。

みんながしっかり聞いてくれるから、自分もしっかり話すことができる。

これからの“ハタラク”について、皆さんも一緒に考えてみませんか?

 

合羽橋・浅草を舞台に「ローカルヒーローインタビュー」

毎年Good Job プロジェクトに参画いただいている埼玉学園大学のゼミの皆さんが、商店街調査の一環で台東区に来てくださいました。

”ローカルではたらきローカルで暮らす”人たちが多く存在する下町。
東京にもまだまだたくさんの下町がありますが、その一つであるここ合羽橋・浅草をめぐりながら、地域のつながりの基点としてはたらいている「ローカルヒーロー」の存在を知ってもらおう、ということで、インタビュー形式のフィールドワークを行ないました。

まずは全員そろってインタビューワークの段取りを共有した後に、「ハピネス5」を使って、個々の”マインドの状態”を投稿し合いました。
このハピネス5は、日頃、中小企業の組織の状態を見える化するツールとして導入しているものですが、「今の時代もはやスマホで気軽にお互いのことや組織の見えづらいところまで知り合うことができ、そのようなデジタルを活用してより良い職場づくりや働き方を創り出すことができる」ということを学生の皆さんにも体感していただくために、今回使ってみました。

初めて触れるツールにも関わらず操作の習得は早く、お天気マークで心身の状態を表す”マインドチェック”はもちろん、感謝の気持ちを言語化する”ありがとうカード”を渡し合うところまで、この一日の中でサッと使いこなしていました。
もしかすると、お互いの気持ちを伝えあうのは嫌だなあという声も聞こえてくるかと考えていましたが、「例えば自分に嫌なことがあって元気がない日があったとしても、他に元気がない人がいたらその人と共有して、少しかもしれないけど元気が出ると思った」「目に見えないものを見えるようにするのは、より良い人間関係を築くためにとても重要なことだと思った」といった気づきもあったようで、柔軟な思考で吸収する力はさすがだなと感じました。

チームに分かれてのまち歩きは、日頃、母体の㈲人事・労務のメンバーがお世話になっていたり、田心マルシェ でご縁をいただいている各所にご協力をいただきました。

この合羽橋界隈の住民の心のよりどころ・秋葉神社さん。

田心マルシェ開催当初からお世話になっているmaru浅草さん。

軒先マルシェを開催させていただいている、気ままなキッチンさん。

食べ物・飲み物など毎日お世話になっている、コスモス藤村屋さん。

そして新たに、マルシェポスターを掲示いただいたご縁で、まちの自転車屋さん・KAISE CYCLE
さん。
更に、工房にいる”社員犬”がつなげてくれた、浅草の老舗・犬印鞄製作所さん。

皆さんそれぞれが、地域に根差したはたらき方を実践している方たちです。

 

今回は、4つの質問を予め用意して、チームごとにそれぞれが問いを投げかけさせていただきました。
その中で共通して出てきたのが、”地域の中での横のつながり”の大切さ。そして、”あいさつ”が大事、ということも口をそろえておっしゃっていました。

高齢化が進む一方で外国人観光客が急増し、古い家屋が新しいマンションへと移り変わり、まちの様相が変化しているこのエリア。

暮らしとはたらくが融合した地域のつながりの基点として、新しい価値を生み出しているそれぞれの皆さんの視点を伺いながら、学生の皆さんも、「感謝」「つながり」「外国人」「高齢者」「ファミリー世代」「幸せ」といったキーワードを拾い上げ、浅草・合羽橋エリアで生み出す新事業のアイディアを描き出していました。

私たちの身近には、暮らしとはたらくが融合した生き様を軸に、地域を舞台に新しい価値を生み出している”ローカルヒーロー”が数多く存在します。
自宅と職場、自宅と学校の往復の中でも、少し角度を変えて地域を眺めてみると、そのようなローカルヒーローがいるからこそ動き出した活動やイベントが、私たちの暮らしをいろどり豊かにしてくれているものです。

社会に出る前の”はたらく土壌づくり”の時期に、そんなローカルヒーローに目を向け、イノベーション思考や行動・実践力、越境の発想などをどんどん吸収していっていただきたいと思います。

ローカルヒーローインタビューワーク終了後は、皆でにぎやかに懇親会。
ちょうど同じ日にmaru浅草さんの軒先でマルシェを開催していたメンバーも加わり、学生も社会人も織り交ざったいろどり豊かな食事の時間が過ぎて行きました

柴田ゼミの皆さん、ありがとうございました。

私たちも、地域のつながりを掘り起こし、たくさんの学びをいただくことができました。

 

笑顔が連鎖してエネルギーが生まれる―2018年度から2019年度へのバトン

私たちJESは、社会保険労務士・キャリアコンサルタントなど多様な専門分野をもったメンバーと学生メンバーによって活動を運営しています。

日頃は離れたところで仕事・活動・勉強をしていますが、新しい”はたらくかたち”を描く「Good Job プロジェクト」においては、皆同じコミュニティのメンバー。
それぞれのフィールドを活かして、グリーンフェスや日光街道まるっと学び舎プロジェクトなどの”場づくり”に取り組んでいます。

2018年は、そんなコミュニティとしての「はたらく笑顔の連鎖」を実感する一年でした。

グリーンフェスや日光街道まるっと学び舎プロジェクトの運営に参画している大学生メンバーの姿が、高校生ボランティアのみんなの目にまぶしく映る。



そのような”カッコよくはたらく”先輩たちの存在が、中学生の背中を押して、新たな自分の一面を引き出す。


そして、地域を舞台にした多様な笑顔の連鎖が、子どもたちの新たな一歩を後押しする。

私たちおとなを前に引っ張るのは、これらの笑顔とたくさんの小さな一歩。

彼らにとって「意味あるおとな」で在るかどうか、多様なメンバーと共にはたらき、時にふりかえりながら、未来の”はたらくかたち”を創っていきたいと思います。

 

2019新年会を開催―「未来の新しい”はたらくはたち”を描く」を合言葉に

ES(Employee Satisfaction 人間性尊重)を大切に経営する地域企業や創造的なはたらき方を実践する皆さんと共に活動を推し進めた2018年を振り返り、未来の新しい”はたらく”を考える場「新年会」を開催しました。

今年は、第一部で「新春セミナー」として学びの時間を設けました。
https://blog.goo.ne.jp/jinji-roumu/e/9a6b412f2c6f6a3ce7fc8db8d53d1dc0

ゲストは、井上広法さん。
毎年日光街道まるっと学び舎プロジェクトでお世話になっている栃木のY’s tea 根本社長のご紹介でご縁をいただいた、宇都宮にある光琳寺のお坊さんで、著書『幸せに満たされる練習』では”幸せになる五つのステップ”を提唱し、TV番組「ぶっちゃけ寺」には企画から携わるなど、「仏教と心理学の両面から現代人が幸せに生きるヒント」を伝える活動をしている方です。
今回のセミナーでは、”しあわせ”という概念や”自己肯定感”など、これからの”はたらくかたち”を考える上でキーワードとなるであろうテーマを取り上げ、お話いただきました。

そして、オリジナル紅茶「IRODORI」のお披露目。
これは、私たちJESの母体の有限会社人事・労務の創業20周年、そしてJES立ち上げ10周年を記念して、コミュニティのメンバー皆で対話を重ね、Y’s tea 根本社長にブレンドしていただいて完成したものです。
紅茶の香りが広がる中で、井上副住職には”紅茶瞑想”を行なっていただき、まさにマインドフルな空気に満たされた学び深いひとときとなりました。

そして第二部は、にぎやかにお食事の部がスタート。
学生メンバーによる進行のもと、日頃ご縁をいただいている方々と共に、一年の活動をふりかえりました。


私たちのビジョン「はたらく力増量計画」を推し進める上では、企業が「ESを柱とした組織づくり」でコミュニティ経営(つながり・共感を大切にする経営)を実践していくこと、そして個人が「多様で創造的なはたらき方」を実践していくことが、大切な基軸となります。それによって、働きづらさを抱えた人材が働きやすくなったり、地域から求められる企業として持続的に成長し続けることができるようになるからです。

今年も、そのようなESマインド・ES経営を実践している方々に「はたらく力増量計画」推進の証としてES推進賞をお渡しさせていただきました。

テーブルには、軽トラ社労士・小池さんお手製のガトーショコラや、キャリコン瀬戸山農園長による縄文ファームの野菜も使ったビュッフェ料理、更には山口の洞春寺・深野住職からお送りいただいた児童養護施設の子どもたちが大切に育てたお米を使ったという日本酒「日下無双」も並び、まさにいろどり豊かな食卓に。

この新年会の翌日は、我らがリーダー・Good Job プロジェクト実行委員長の村田さんのお誕生日。
子どもたちのお仕事体験でもお世話になった春日部の「お菓子の家 スワン」さんのケーキで皆でお祝いし、にぎやかに会を終えました。

ご参加いただいた皆さん、そして日頃お力をいただいている皆さん、ありがとうございました。
2019年もどうぞよろしくお願い致します。

 

「幸福度の高い職場のあり方」について考える

2月27日に開催するセミナー「心を整えしなやかさを高める職場の習慣のつくり方」でお話をいただく、井上広法さん(光琳寺副住職)と打ち合わせ。
大変お忙しいスケジュールの中、東京駅でお会いする時間をいただきました。

日光街道まるっと学び舎プロジェクトの四日目の行程(石橋~大沢)で宇都宮の光琳寺に立ち寄り、マインドフルネスとは?というお話をいただいたのが、約二か月前です。

その時に教えていただいた「心のノイズを消す」ということが果たして持続できているかというと何とも自信がないですが、その感覚を知ったことで、意識しないとノイズだらけになってしまう習性を客観視できたことは、とても大きな学びでした。

27日のセミナーでは、このマインドフルネスについて、「幸福度」という観点からお話をいただきます。

いま、ビジネスの世界では働き方改革の流れもあり、「いかに生産性を上げるか」という目的のもとで、集中力を高めパフォーマンスを支えるマインドフルネストレーニングが注目を集めているとも言えます。
しかし、本来、Googleをはじめとするさまざまな企業で取り入れられてきたマインドフルネスの概念は、「職場の幸福度を上げる」ことが個々のパフォーマンスにも影響する、という考えに基づくもの。

今回のセミナーでは、その幸福度Upのために井上副住職が提唱している「五つのステップ」をご紹介いただきながら、日常の中で実践できるマインドフルネストレーニングや心のもちようについて学びます。

幸福度、というのは、もはや物質的豊かさやお金・名誉などで持続的に高められるものではありません。
井上副住職は、いまを生きる私たちが幸福度高く(幸せ感をもって)暮らしていくためのキーワードとして「思いやり」や「感謝」という言葉を掲げていますが、そのような感情をもち他者と接する上では、「自己肯定感」の高さが軸となります。

過去の経験などが影響しているのか、自己否定が強く表向きは自尊心の高さばかりが目立ち、職場のメンバーとうまくコミュニケーションがとれない若手人材。
あるいは、リーダーとしての信念がないままに昇格し、リーダーシップの発揮のしかたが分からずチームとの関わりに悩む管理職。

最近の職場でよく見受けられる光景です。

そこに、「自分の不得意なことや失敗した過去を自己開示できる空気感」や「自分のあり方を見つめなおす内省の時間をもてる習慣」が職場にあれば、個々の変容が促され、自己肯定感を少しずつ高めていくことができますが、なかなかそうもいかないのが現実的な課題です。
安心・安全な空気感のもとオープンマインドで働ける”心理的安全性”が確保された職場が増えることで、働く個々が、マインドセットを変えたり他者との関わり方を良くしたり、と「仕事を通した成長」を実現できるよう、JESとしてもES経営の実践を更に促していきたいと思っています。
そして、そのような職場が増えていくことが、将来働きづらさを抱えるかもしれない子供たちの未来の”はたらく”の選択肢を広げることにもつながります。

2月27日、日頃の活動でご縁をいただいている皆さまと共に学び、これから「はたらく力増量計画」を推し進めていく上での共通言語をつくっていきたいと思います。

 

縄文文化に学ぶ自律分散のコミュニティ経営

11月3日、日光街道まるっと学び舎プロジェクトの初日基調講演として開催したセミナー
当日の模様を『労働新聞』にてご紹介いただきました。

社長や上司といった階級がないのになぜ縄文のムラは組織として持続していたのか、という問いに対して岡村先生は、「つながりを大切に”共にはたらく”機会をもつ」ことが大事、とおっしゃいます。
共にはたらきながら、お互いの個性を認め合い受け入れながら、多様性の中からイノベーションを起こしていくこと。
現代の組織づくりにも通じるたくさんの学びをいただいたセミナーでした。

セミナーレポートは、こちらをご覧ください。
⇒ 縄文文化に学ぶ コミュニティのあり方(岡村道雄先生セミナーレポート)

 

日光街道に「ありがとう」「おかげさま」「おたがいさま」の循環を!「Good Job アクション」

今年で10回目となる経験学習プログラム「日光街道まるっと学び舎プロジェクト」。
そこでの”歩いた分を、子供たちのワクワクはたらく体験づくりに”というココロミ・Good Job アクションが、CSR専門誌『オルタナ』にて掲載されました。

昨年、このプロジェクトから算出されたコミュニティ通貨”ワーク”は、今年度、春日部子供の町チャリティフェスティバルや、お菓子の家スワンさんでのお仕事体験「はたラボ」の運営に充てさせていただきました。

日本橋から日光東照宮までを歩き進む行程は、吉田松陰や松尾芭蕉、渋沢栄一など歴史上の偉人と言われる人たちの足跡が残り、現代においても地域のコミュニティの基点として越境リーダーが数々存在し、学びの要素がたくさん残る道のり。
大人が仲間と共にその道を歩いた経験をその後のキャリアのための学びに活かした証として、歩いた道のりと参加者の経験値をかけあわせて記録し、”ワーク”に還元します。
そして、11月10日開催”グリーンフェス”で行なう「はたラボ」や、その後の日光街道沿いの地域の中での子供たちの体験学習や社会参画の機会に使うことができる、というしくみです。

私たちの活動の舞台である日光街道に「ありがとう」「おかげさま」「おたがいさま」の循環を!

今年も多くの皆様のご参加・ご協力をお願い致します。