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新しいものと旧いものが折り重なり豊かな空間が生まれる

はじめまして。大学で地域活性化について学んだことがきっかけとなり、4月からJESの活動に参加しております。大学4年生の竹谷と申します。


私たちは先月、宮代町、境町、関宿城博物館のフィールドワークを行いました。
そのフィールドワークの中で特に印象に残っていることは2つあります。
1点目は、東武動物公園駅周辺です。
駅前には無印良品が店舗を構えています。店内には宮代を紹介するマップ「まちの案内所」や、「Open MUJI 学び舎」と呼ばれる学習スペースといった単なる”商業施設”の機能だけでなく、地域のコミュニティセンターの役割も担う地元に根ざした店舗であると感じました。
また、東武動物公園駅から少し歩いたところには「進修館」と呼ばれるコミュニティセンターがあります。この建物は開放感があり、森の中をイメージしております。さらに、建物は放射状のつくりになっており、世界の中心を示しています。
私は、公共施設はハコモノという固定観念を抱いてしまうこともありましたが、その考えを見事に打ち砕いてくれる建物のようでした。しかも、それが40年以上も前に建築されたことにさらに驚きました…

2点目は、道の駅さかいの「さかい河岸ブルワリー」の安井さんのお話です。
お話では、自動運転などの境町の先進的な取り組みで注目を浴び、東京か近隣から境町への転入者が流入していることなどを伺いました。
私は、こういった独自性が強い先進的な取り組みを他の自治体でも導入していくことでその街の活性化の一助になりうると考えました。

これから11月の「日光街道 太陽のもとのてらこや」実施に向け、精一杯頑張りますので皆さんどうぞよろしくお願いします。

*はたらくワクワク たんけん地図
Good Job プロジェクトで巡るまち・歩くみちの足跡をmiroに残しています。
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みちを歩きまちを巡る 日光街道フィールドワーク2022

みなさんこんにちは。先月から日本ES開発協会で活動をしております、大学4年生の菅沼颯太と申します。
私は親の子ども教育を変えたいという思いに気づき、それを実現できる企業が無かったため、就職活動を4月末に辞めました。現在は中高生の自己肯定感を上げて可能性を最大限活用できるようにすることを第一に考えており、右往左往していますが、とにかく自分が本気で夢中になれる仕事を追求し続ける姿勢は貫く人間です。活動に関わることに関しては全くの素人なので、素人なりに人一倍奔走します!どうぞよろしくお願いいたします。

先日「日光街道 太陽のもとのてらこや」の活動の下見の一環で、日光街道沿いの一部を訪問いたしました。
私の地元が春日部なのですが、お隣であるはずの宮代町でたくさんの新たな発見があるなど、普通に生活していたら気づきもしないような発見がたくさんありました。

〇東武動物公園駅西口の無印良品
最後に東武動物公園駅西口に足を踏み入れたのは約2年前で、その当時は住宅街が立ち並んでいるのみでした。しかし、先日訪問した際には、駅の階段を降りるとすぐ目の前に無印良品とTOBUストアが入った大きな建物がお出迎えしてくれました。駐車場には多くの車が停められていて、非常に多くの人が行き来しており、以前見た光景とはまるで違うものでした。
中は無印良品さんらしいシンプルかつオシャレなデザインだったのですが、他店舗と違う点は”地域の拠点としての機能”も持ち合わせていることでした。
まず入口の前には、おそらく無印良品さんで販売しているクッションが置かれた小さな広場があり、店内には「学び舎」という勉強スペースや近隣地域での活動や観光についての情報を閲覧できるスペースが設けられていました。
このようにして、東武動物公園駅西口の無印良品では、宮代町近隣地域の活性化の試みが行われています。新たに無印良品ができた、ということは耳にしていましたが、地域密着型の店舗だとは思いもしていなかったので、驚きもありましたし、同時に興味深くも感じました。

〇宮代町の進修館
東武動物公園駅西口を出て中央の大通りをまっすぐに進むとすぐに現れる特徴的な建物です。そして無機質ではなく、”植物”に囲まれて、自然と一体化しているようにも見えます。周りには芝生の広間のような場所もあり、小さな公園のようにもなっています。
館内で偶然館長さんとお会いし、進修館の歴史を深々とお聞きすることができました。誰がどのような経緯で、どのような思いで建てたのかについてこと細かに教えていただき、お聞きする内に進修館の特徴についての謎が次第に解けていきました。内容については非常に長くなってしまうので、今回は割愛させていただきます。まだまだたくさんのエピソードが眠っているに違いないので、またお話をお聞きしたいです。

〇関宿城博物館
場所は千葉県の北西端、千葉県のマスコットキャラクターで言うと鼻にあたる部分です。この博物館には、関宿城に関する歴史はもちろんのこと、利根川の東遷、つまり江戸川に流れ出ていた流路を銚子付近に流れ出るようにした工事についての展示がありました。なぜそのような展示がされているのか。それは、関宿がかつて水運が主流だったころに栄えた地域でもあったからなのです。文章の説明だけでなく、当時実際に使用された道具のレプリカや工事の様子を再現されたジオラマの展示により、視覚的にも「利根川東遷事業」と言われるこの大工事がいかに大規模で、かつ先人がどれだけ身を削って取り組んだかが、その当時を知らない現代人でも容易に想像できるようになっています。普段ただの景色として見ていた利根川が、まさかあのような大規模な工事によって作られた川だとは想像もしていませんでした。この工事は治水のために行われましたので、先人の努力には感謝をしなければならないと感じました。

〇道の駅さかい
関宿から少し移動し、県境を超えると茨城県の境町に入ります。そこにある道の駅が「道の駅さかい」です。そこには茨城県や千葉県の名産品が立ち並ぶ店舗や境町の野菜を使用したサンドイッチを販売する「さかいサンド」さんや境町の地ビールを販売する「さかい河岸ブルワリー」さんなどが入っています。またピザーラの店舗も入っていたのですが、そこで販売されているピザの中に境町で採れた野菜を使用したものがありました。チェーン店と地域が連携しているのです。このように道の駅さかいでは境町の魅力を発信する場となっており、地域活性化の動きが盛んです。他にも様々な連携や活動を行っており、境町のまちづくりに対する積極性が強く伝わってきました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
これ以後も下見を進めていきます。
みなさんの思いや理念を体現できるよう、論理的に何が必要なのかを考え、過去最高のイベントとなるよう精一杯頑張ります!
今後ともよろしくお願いいたします。

*はたらくワクワク たんけん地図
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Vol.2 「新しい自分に還る道」-未来のはたらくを考えるフューチャーセンターとして

先日、地域を舞台に未来の”はたらく力”を増やす <2022 春のてらこや>を開催し、第二部は、いつもお力をいただいている企業・団体の方々と懇親を深めながら、わたしたちのコロナ禍の二年をふりかえる活動報告の場とさせていただきました。

第一部の様子はこちらから>>
「Vol.1 場の源にあるおもいが人を介して地域をめぐる-洞春寺・深野住職のお話から」

今回、この「春のてらこや」開催が決まってから学生メンバーを中心に準備を進めてきたパフォーマンスのテーマは、「新しい自分に還る道」。これは、「日光街道太陽のもとのてらこや」開催前日に、運営メンバーで取り組んだワークで生まれた言葉でもありました。

学生を中心とした運営メンバーは、オンライン授業が続き、サークル活動などリアルなコミュニケーションがほとんど持てない中で、それぞれが一歩を踏み出してJES活動に参画してくれたわけですが、それ故に、”答えがない中で、ありたい未来を想像しながら形にしていく難しさ”を体感する機会ともなりました。

共に体を動かし準備する時間の生み出しかたや、参加する多様な方たちに良い体験の場を提供するためのカリキュラムの組み方など、時に議論し、時に涙を流しながら、準備を進めてきたのでした。

そのような行程をふりかえりながら、日光街道沿いで”心に感じる景色”を切り取ったビジュアルカードを手に取り、「自分がどのようなおもいでJES活動を進めるか」を問いかけながらまとめていく中で見えてきた言葉が、「新しい自分に還る道」でした。

一歩を踏み出し、日光街道という一本道を前に進んで行けば、当然ながら、もとの場所に戻ることはありません。その先のゴール、宿場町に向けて歩みを進めるのみです。しかし、その行程で、共に歩く他者との関わりを通して、感情をあらわにしたり、普段は出さない表情を見せてしまったり、気を遣いすぎたり、あるいは気遣いが及ばなかったりと、さまざまな自分の一面が見えてきます。

これは、”はたらく”という行程においても同様です。

多様な他者とのつながりにもまれることで、それまで見えていなかった一面が表われ、自己認識が深まり、自身の持ち味としてより磨かれてゆくのです。

”道”を歩むことを通して”新たな自分”を知り、その変容が周りにも作用するという好循環が起きる。そのような活動の行程をふりかえりながら、それぞれのおもいを込めたパフォーマンスを、歌・踊り、そして書、という三点から表現させていただきました。

今回集まってくださった方々は、まさに「地域を舞台にワクワクはたらくカッコよい大人」。

そのような大人たちが集まり、未来思考で”これから”を語る場は、久々にリアルで交流する喜びも重なって、エネルギーにあふれるひとときとなりました。

このような場が、それぞれの道を前進していくセキュアベース(心の安全基地)として機能することで、”新しい自分に還る”好循環が起きてくる。そのような”はたらく”の未来を考えるフューチャーセンターとして、今年もJESは多様なメンバーと共に活動をつくりあげていきたいと思います。


◎「あおぞら図書館」について◎

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下記QRコードを読み込んでいただくと、Webサイト(miro)が開きます。

オンライン上の空き地にスペースを創っていく感覚で「図書館」や遊び場を設け、お互いに、おすすめの本を紹介したり感想を共有したりする場です。

「はたらくワクワクの根っこを育む」場として、おとなもこどもも匿名で立ち寄れる共有地にしていければと考えておりますので、ぜひお時間ある時にご覧いただければと思います。

2022-03-20 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

 

Vol.1 場の源にあるおもいが人を介して地域をめぐる-洞春寺・深野住職のお話から

先日、地域を舞台に未来の”はたらく力”を増やす <2022 春のてらこや>を開催しました。

会場は、いいオフィス上野。台東区に本社を構えるWEB制作会社LIGさんが手がけるシェアスペースです。2年ぶりのリアル開催となりましたが、オンライン参加の方々も含め50名を越える皆さまと春の晴れやかな時間を共にすることができました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

第一部は、洞春寺・深野住職にお話をしていただきました。

わたしが山口県にある洞春寺さんの存在を知ったのは、お寺のTwitterがきっかけでした。その後、戌年のお正月の新聞で、お寺の住職犬・マルさんが取り上げられている記事を読み、一方的なおもいでFacebookを申請。ご縁は不思議なもので、その翌月に山口へ立ち寄る機会が生まれ、初めて洞春寺さんを訪問させていただいたのでした。

その時深野住職からは、お寺がもつ歴史やさまざまな由緒あるものをご説明いただくと共に、深野住職が理事長を務める併設の児童養護施設における考えもお伺いし、以来、気持ちは(勝手に)応援団としてご縁を深めさせていただき、今回のお声がけとなりました。

基調講演では、深野住職が洞春寺にいらしてからの歩みとこころみの数々、そしてそこから生じた変化などをスライドと共にお伝えいただきました。

深野住職曰く、お寺の住職になるにあたり、”先ず3年は庭木をいじるな”という口伝があると言います。最初はまず、それまでの型を踏襲し、徐々になじんで周りとの関係性が生まれてきたら、変えるべきところを変えて行けば良い、という教えです。

この口伝に沿って行動を起こしていった深野住職のお話は、まさにコミュニティ経営のあり方を体現したものであると感じました。

お寺という場を担う中での身近なところで、ターミナルケアの問題や医療・介護の問題に関わる形になり、生と死と向き合う場所だからこそ観える視野において課題意識が深まり、地域からの関心の高まりや周りとの関係性の構築と共に”動かざるを得ないおもい”が止まなくなる。

そこで、客観性を保てるお隣の施設を基点におもいを形にしてこころみを興しているうちに、地域コミュニティが育まれていく。

その循環の中に、施設の職員さんたちが混ざり合って、組織の変容も促されていく。

そしてその循環の輪が、自然と地域全体に広がっていく。

そのような絵が、深野住職のお話を伺いながら、浮かび上がってきました。

洞春寺さんは、山口のまちから地続きでお寺やお隣の施設が存在しており、ナカとソトとの境目がゆるやかです。

そして、マル住職やヤギのような動物たちがソトとナカをつなげる媒介役になり、落語会などの多様な場がつくられることによって、ソトから人が往来し、深野住職やおばさま・陶芸家などそこで暮らしている人達との豊かな交流が生まれています。

このありようが、わたしたちが思い描くコミュニティ型組織・コミュニティ経営のあり方と非常に重なるなと感じています。

コミュニティ経営とは、事業と活動の両面をまわしながらソーシャルキャピタルを豊かに生み出す組織体をさします(弊社新刊『コミュニティ経営のすすめ』より)。事業も活動も、つい「いかに価値を生み出すか」「いかに価値を表現していくか」という目に見えるところに意識が向きがちですが、表舞台では見えない、まさに土壌において、カチコチなものをどれだけ耕し、良いコンディションを保つためにどんな働きを作用させるのか、といったところに力点を置いて日々取り組んでいくことが大事なんじゃないか、と思うのです。

つながりの基点となる存在が硬直した状態だと、周りも硬直し、ひずみや割れ目が生じがちです。しかし、洞春寺さんやそこにいらっしゃる深野住職の姿を拝見すると、起きる物事との向き合い方がまさに自然(じねん)で、その姿があるからこそ、地域の居場所としてのお寺から多層的なつながりが生まれているのだろうと感じました。

そして、わたしが山口に行った時に感じた居心地の良さや愛着心は、洞春寺という源にあるおもいと、その継承を担う深野住職のおもいが水脈となって地域社会を巡っていくなかで起こるエネルギーのここちよさ、とも言えるのではないかと思います。

これは、日光街道を歩く中でも感じることと同様かもしれません。

まちには、お寺やお店のような基点となる存在があり、川辺や大木など自然物も、基点たる存在になります。それらの存在を行き来する人の流れができて、みちがつくられる。みちの往来がなされると、情報や価値が行き交い、それらが集まって新たな場やコミュニティが生まれる。

日光街道を歩くたびに、土地に刻まれた歴史の上にそのようなコミュニティが多層的に重なり、往来するヒトにとって居心地が良く愛着あるまちが形成されていると感じるのですが、今回の深野住職のお話を聴きながら、山口のまちにも同様の通じるものを感じたのでした。


Vol.2へ続く >> 「新しい自分に還る道」-未来のはたらくを考えるフューチャーセンターとして


◎「あおぞら図書館」について◎

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オンライン上の空き地にスペースを創っていく感覚で「図書館」や遊び場を設け、お互いに、おすすめの本を紹介したり感想を共有したりする場です。

「はたらくワクワクの根っこを育む」場として、おとなもこどもも匿名で立ち寄れる共有地にしていければと考えておりますので、ぜひお時間ある時にご覧いただければと思います。

2022-03-05 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

 

地域を舞台に未来の”はたらく力”を増やす <2022 春のてらこや>

2018年戌年のお正月、新聞に「住職犬」の記事が掲載されました。
洞春寺住職・深野宗泉さんと共に修行の時代を過ごして育ったという紀州犬・マルの存在。そして、”リア住(リアルな人間の住職)”とマル住職から広がる地域の輪。「山口にすごいお寺がある」、そんなワクワクを胸に興味深く訪れてみると、そこには、地域のつながりの基点としてコミュニティ経営を推し進める組織の姿がありました。

洞春寺は、450年の歴史をもつ由緒あるお寺です。毛利元就の菩提寺であり、洞春寺山門や洞春寺観音堂など文化的資産を有し、日本各地から多くの方たちが訪れる場所となっていますが、同時に、多様な人・団体と連携し、落語会や哲学勉強会など集いの機会・学びの機会を創り出し、併設で児童養護施設・山口育児園を運営するなど、地域になくてはならない存在として、つながり豊かな地域の土壌を育んでいます。

わたしたちは、コミュニティとは、「一人ひとりが主体的・自律的に動き、お互いの人間性(個性や考えかたなど)を尊重しながら働いたり学んだりできる状態を指し、自分らしくいられる(自己肯定感を感じエネルギーに満ちている)場所として機能する組織体」であると定義づけています。そして、これからの組織は、コミュニティとしての役割を果たしながら、地域を舞台に課題解決・価値創造を推し進めることで、持続的な経営を実践できると考えています。

今回の「春のてらこや」では、そのようなコミュニティ経営をまさに体現している洞春寺・深野住職にお越しいただき、具体的な取り組みについてお話を伺いながら、これからの時代の組織のあり方・コミュニティ経営によって目指す地域の姿について、皆さんと考えていきたいと思います。

<JES春のてらこや2022 概要>  

「コミュニティの基点 洞春寺が取り組む未来志向の地域づくり・組織づくり」

●日時:令和4年3月19日(土)15時~17時(14:45よりZoom受付開始)

●タイムスケジュール
・オープニング・ごあいさつ
・基調講演:深野宗泉さん
・トークセッション+質疑応答
・おわりに

●会場(会場参加の方)
上野 by LIG(いいオフィス)
住所:台東区小島2-20-11 LIGビル 詳しくは>>

※オフライン・オンラインの併用セミナーとなっております。
※ZoomのURLは事前にお送りいたします。
※このイベントは、当協会の新年会(春のてらこや)として開催致します。恐れ入りますが、会の中で、2021年度活動報告や2022年度活動方針にまつわるお話の時間を設けさせていただきますので、予めご了承くださいませ。

<ゲストプロフィール>

深野 宗泉 氏(山口 洞春寺 住職)

和歌山県生まれ。花園大学文学部仏教学科を卒業。京都南禅寺にて修行の後、毛利元就の菩提寺・洞春寺副住職を経て、2014年より住職に就任。また児童養護施設・山口育児院の理事長も兼務。

<参加費について>

◆参加チケット:2,000円(税込み)
◆ドネーションチケット:2,500円(税込み)

※ドネーションチケットとしてのご支援は、当協会Good Job アクション「子どもたちの”はたらく”体験・はたラボ」運営に充てさせていただきます。

<Good Job アクション!>
https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

※今回の模様は録画を撮り、後日「TERAKOYA オンライン」にて録画動画を公開する予定です。
TERAKOYA オンライン▼

<お申込み>

お申込みいただきましたメールアドレスにお支払いとZOOMのURL等、詳細のご案内をいたします。

    参加日

    2022年3月19日(土)

    参加区分

    会社名

    お名前 (必須)

    フリガナ (必須)

    メールアドレス (必須)

    郵便番号 (必須)

    住所 (必須)

    お電話番号 (必須)

    備考

    2022-02-01 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

     

    11/20 オンラインセミナー「ありがとうを運ぶお金の話」

    日本社会ではちょっとタブー視されがちな「お金」の話。親戚にお年玉をもらったり、おつかいに行ったり、小さな頃からお金に触れる機会はあるものの、家庭でも学校でも何となく「お金のことは、大人が考えて決める」という前提で、子供がお金について学ぶ機会はなかなかありません。ところが、社会に出た途端、初めての一人暮らし、入社した会社での初任給、奨学金の返済、クレジットカードでの買い物、家族の入院…などなど、急に「お金の使いかた」について考え判断することを迫られる場面が増えてくると言えます。
    今の世の中は、たくさんのモノやサービスであふれています。電子マネーや仮想通貨など、より多様なお金の種類に触れられるようにもなってきました。お金では手に入らない、目に見えない”つながり”や自然の豊かさ、といった存在の価値を真に理解することなく、目に見える「お金」のことを考え判断するようになってしまうと、「お金があれば何でも手に入る」「お金がないと苦労する」といった短絡的な思考に陥りがちです。
    お金の価値・意味は、お金では手に入らないものの価値・意味をも知るからこそ、真に理解できることでもあります。そして、お金を手に入れることが目的ではなく、幸せに生きる・真に豊かな生き方を実現するために手段としてお金が存在するのだ、ということも理解する必要があります。
    お金について学ぶことは、暮らしや”はたらく”について考え自らの生き方を主体的に描いていくことでもあるのです。
    「未来の働くちからを増やす」をテーマに開催する「太陽のもとのてらこや」最終日は、次世代の子どもたちへ向けた新刊『新しいおかねの教科書』を出版された新井和宏さんにお話を伺いながら、暮らしとはたらくの”これから”について、みなさんと考えていきたいと思います。

    <セミナー概要>  

    ●日時:令和3年11月20日(土)15:15~17:00
    ●オンライン開催
    ●プログラム
    ・開会あいさつ
    ・新井和宏氏 基調講演「ありがとうを運ぶお金の話」
    ・質疑応答/閉会あいさつ
    ●受講料:3,500円
    *本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。

    <Good Job アクション!>
    https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

    ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント初日(11月3日(祝))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
    https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html

    「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
    プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。

    日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
    俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

     

    11/3 オンラインセミナー「たくましく生きよ~雄勝中の挑戦から学ぶ」

    書籍『たくましく生きよ』は、佐藤淳一さんが校長時代の震災という出来事における雄勝中での取り組みについて纏められたものです。
    「生徒のために何でもやろう」と自ら指揮をとり、かねてからの多様な人脈を通じて多様な支援が広がっていったこと。そして、津波によって何もなくなってしまった子どもたちにこそキャリア教育が必要と考え、「志教育」という柱のもと”修学旅行先で職場体験を行なう”という新たなこころみを実施したこと。
    創造的な思考とリーダーシップによるこころみが形になり、生徒たちの心に届いていった様子が綴られています。
    私たちも日頃さまざまな企業のESを軸とした組織づくりに携わりながら強く感じていることですが、淳一先生のお話をお伺いしていると、まさに「変革には大きなパワーがいる」ということを実感します。
    淳一先生のような先生のもとで育てられた生徒たちがいずれ社会に出た時に、希望と誇りをもって働き続けられる”はたらく場”を増やしていけるよう、わたしたちが「かっこよく働くおとな」として何ができるのか?皆さんと考えていきたいと思います。

    <セミナー概要>  

    ●日時:令和3年11月3日(水)10:30~12:15
    ●オンライン開催
    ●プログラム
    ・開会あいさつ
    ・第一部:佐藤淳一氏 基調講演
    ・第二部:トークセッション
    ・閉会あいさつ
    ●受講料:2,000円
    *本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。

    <Good Job アクション!>
    https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html


    ◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント初日(11月3日(祝))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
    https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html

    「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
    プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
    日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
    俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

    2021-09-30 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

     

    ともに働く、ともに生きる、ってどういうこと?自己実現は自分が関わった他者との関わりから見えてくる

    皆さん、こんにちは。
    日本ES開発協会の山﨑です。

    3月20日に新年会として<春のてらこや>オンラインイベントを開催いたしました。
    ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

    第一部は、オンライン映画上映会として「workers 被災地に起つ」を上映。
    競争、効率、自己責任…ではなく、持続可能な社会への仕組みづくりを地域の人とともに模索・実践し続けてきたワーカーズコープ(協同労働の協同組合)による東北被災地での取り組みを22ヶ月間にわたって記録したものです。

    労働、出資、経営を三位一体で行う、それだけ聞くと実際にどう動いているの??
    と疑問が湧きますが、林業や福祉事業など実際に協同労働の形態で行う組織を見て成り立ち方を理解できました。

    皆が経営に直結する数字が読めるわけではない、皆がその仕事に経験値が高いわけでもない、
    そんな差がある中でも目指すところが同じであるからこそ、一人ひとりの在り方を大切に共有しながら事業運営されていました。
    まさに、立場関係なく「公共は自分たちで作り出す」という自分ごと意識が強い、ということなんだと思います。

    第二部は、トークセッション。
    日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 理事の玉木信博さんをお招きしました。

    労働者協同組合(ワーカーズコープ)とはつまり
    働く人や市民が出資して、主体的に経営に参加しながら、
    生活と地域に応える仕事を協同でおこす協同労働の協同組合。

    もともとは、戦後~90年代まで、国が失業者に対して仕事を出すという失業対策事業があったのですが、その制度がなくなり失業者が生まれていく中で、ただ雇われるのではなく、
    自分たちでお金を出し合って、事業経営もしていこうとしたのが、ワーカーズコープの始まりだそうです。

    内山節さんの言葉の通り

    昔は【暮らしはつくるもの、仕事はつくるもの】
    今は【仕事は雇われるもの、暮らしは買うもの】に変わりつつある。

    そんな状況で原点に立ち返るような働き方のように感じました。

    なぜ今原点に?
    仕事がAIに取って代わられていく今だからこそ
    仕事をつくる、おこすというワーカーズコープの考え方。
    AIからは生まれない、地域・現場の課題をクローズアップして解決する、という発想。
    私は、これが仕事の意味を今考え直す理由かなと思います。

    会長の矢萩からは、
    社労士の視点から、”幸福感はコミュニティからやってくる”という話がありました。
    「共助なくして自助はない。」
    ワーカーズのように楽しく働く人々の中には「共」があるのではなかろうか。
    今、「共」という皆の願いは失われつつある。
    その「共」はどのようなものだろうか、を理解するためにシロアリの例が出ました。

    ―――

    シロアリは木を食べています。しかし木を食べて生きていくためにはシロアリの体の中にアメーバが共生して住んでいるのです。

    なぜなら木を分解するのはアメーバで、つまりアメーバが死んでしまうとシロアリも死んでしまいます。アメーバは高温に弱く気温が33度を超えると死んでしまうのでその時はシロアリも死んでしまいます。

    こうやって、シロアリは体の中に生態系が出来ていて、シロアリはアメーバとともに共生して生きています。

    ―――

    玉木さんも「他者との関係性の中で自己が存在する」と仰っていたのですが、まさにこのシロアリとアメーバの関係性を見ると「共に生きる、共生する」ということの意味が腑に落ちたように感じました。

    つまり「共」は“つながり=他者との関係性”があってこそ、ということになりますが私たち人間はこのつながりを普段どのくらい考えられておりますでしょうか。
    人間同士は、シロアリのアメーバのように体の中に取り込みあって・・・という共生はイメージしづらいですが私たちの共生とは何だろう?という疑問が湧いたところで、幸福学のお話に移ります。

    矢萩は、GDPと生活満足度の関係によると今、お金やモノが幸福感には直結しないことが分かっています。GDPがある一定の基準を超えてしまうとどんなに物質的に豊かになっても幸福感は頭打ちになってしまうのです。と言いました。
    また、人生の幸せには長続きする幸せと長続きしない幸せがあり、長続きする幸せは、共感資本、公益資本、社会関係資本のような私欲とは異なる関係性に基づいたものが多いと言います。
    GDPで測っていたのは長続きしない幸せということです。

    また慶応大学の前野先生が提唱した
    幸せの4つの因子、についても皆で考えました。

    第一因子 やってみよう(自己実現と成長の因子)→自分への愛
    第二因子 ありがとう(つながりと感謝との因子)→みんなへの愛
    第三因子 なんとかなる(前向きと楽観の因子)→自分への愛
    第四因子 あなたらしく(独立とマイペースの因子)→自分への愛

    幸せになるためには、自分を愛することと映画でも出たように皆を愛すること
    その二軸が必要になってくるようです。

    玉木さんはこの幸せ因子に対して、これは全て孤独だと感じることができない、全て他者との関係から生まれるものだね、と仰っていました。

    だからこそ、私たちは生きていくために幸せになるために共同の場、コミュニティが大切なのですね。

    最後に私が今回感じたことになりますが、
    今の若い社会人、社会に出る前の学生は
    ・働くのが怖い
    ・働くから喜びが感じない 
    そう思っている人が多いのかもしれません。

    一方、映画にもあったようなワーカーズの方々は、
    しっかり働く喜びや幸福感を感じているように見えました。
    この差がコミュニティの存在なのではないでしょうか。

    今、共(コミュニティ)の存在がなくなってきていることが、幸福感が下がっている要因なのかもしれないのです。

    国や自治体などの公の場、と自分ごとの間には共がある。
    その「共」というのは自分が属している会社だったり、地域コミュニティだったり、学校だったり課外活動の団体またはボランティア団体だったりするかもしれませんが、公とはまた別の自分ひとりではない場所、皆で同じ想い、願いを叶えたいと思っている場所、この場所の存在が一人ひとりの個人の力を強くし、幸福感を感じられる場所なのです。

    今回のワーカーズコープをテーマにした<春のてらこや>は、昔より人と人のコミュニティ内の繋がりが希薄になっている今に警報を鳴らしてくれたように私は感じました。
    私たちにとっての「共生」とは、同じ願いや想いを持つ人々が様々な形で関わり合いながら取り組みを行い、その中でぶつかったり協力したり、話し合いながらその関係性の中で自分が生まれていくこと、またその中で他者を愛し、自分を愛せるようになっていくことなのかもしれませんね。

    この回の途中で地震がありました。
    地震は怖いですが、その時に、あの人のところは地震大丈夫だろうか。そう思いを馳せる人がいることは幸せなんだよ、と気づかせてくれたのではないでしょうか。

    この「ともに働く・ともに生きる」がテーマに行われた回で地震が起きたことも、何か意味があるのではないかと感じます。

    2021-08-28 | Posted in 未分類No Comments » 

     

    豊かな自然と、共に歩いたメンバーに囲まれて―そしてこれから

    今回,JESを通して日光街道を歩かさせて頂いた秋本と申します。初参加ながら日光徒歩行軍のストーリーの集大成である5日目の感想を書く機会を与えて頂いたことに対し,感謝の表明を表すとともに今後の日光街道を軸とした地域づくりに役立てて頂けたら誠に幸いです。

    5日目の今市から東照宮までの区間において,印象に残っている箇所は数えきれないほどあるのですが,その中でも特に印象に残った箇所の一つとして,まず杉並木をはじめとした当時の日光街道を忠実に歩けたことが挙げられます。私自身は,以前自転車でほぼ日光街道に沿った道を体験させて頂いたこともあり,歩く前までは今市から東照宮までの道をなんとなく理解したつもりでいました。しかし,実際に杉並木の道に入るとそこは非常に静粛な空間であり,高さ30mにも及ぶ杉並木が作り出す道のりは,来た者の心を浄化させてくれるような神秘性に満ち溢れていました。私自身,早朝に今市についた頃などは,最終日の予定や撮影などで不安な面が大きかったのですが,杉並木の空間を歩いたことでそうした不安が一掃され,純粋な徒歩行軍の1人として当時の芭蕉に近づき,日光街道に対する思いを共有できたのかなと思います。

    次に印象的だった点として,日光駅周辺の地域についてその背景にある文化的な面についても触れることが出来た点ではないかと思います。日光は確かに東照宮をはじめとした歴史的にも重要な文化財が数多く残る,まさに日本を代表する観光地であると思います。

    しかし景観や雰囲気など5感で感じる素晴らしさに加えて,見学を通して東照宮の歴史的なルーツや細かい箇所に込められた当時の想いなどを理解していくにつれ,末永く平和と繁栄を願う神聖な場所でもあったということを実感することが出来ました。そして,そうした日光の歴史歴な背景を学んだからこそ,商店街の1つ1つのお土産やそこで働く人,敷いてはそこに訪れる人に対しても見方が変わったような心地がしました。そしてこれこそが点と点ではなく,面で地域を理解することなのではないかと思っております。

    3つ目としては,やはり最後のゴール到達ではないかと思います。私自身,JESにおいて初参加ながら5日間のうち4日間を歩かさせて頂き,さらに初の試みであるライブ配信まで任せて頂きました。しかし,中々想定通りにうまくいかないライブ配信に加えて,チーム全体で1日約30キロものコースを歩く難しさなどを実感しました。ですが辛かった分,毎回目的地に到達した際のゴールは何とも言えない気持ちで一杯になりました。中でも今回5日目のゴールに関しては,日光という街道の終着地点に加えて, 現地まで応援に駆けつけて頂いた方,そしてライブを通して応援して頂いた方など多くの応援もあり,徒歩行軍として最高の晴れ舞台になったのではないかと思います。

    徒歩行軍としては一旦終わりではありますが,今後はグリーンフェスに向けて引き続き日光街道の地域づくりは続いていきます。私も当然,全力で地域づくりに参画させて頂きたいと思います。今年はコロナウイルスなど異例の事態ではありますが,そうした時だからこそできる地域づくりについて今後はしっかりと取り組んでいきたいと考えております。

    埼玉大学 大学院 秋本雄希

    2021-01-14 | Posted in 未分類No Comments » 

     

    一歩を踏み出し、自身の成長に繋がる体験

    11月20日、第12回となる『日光街道 太陽のもとのてらこや』の4日目の活動に参加させていただきました。私は宇都宮付近を徒歩で細かく移動したことがなかったため、どのような場所で何が発見できるかなと電車内でワクワクしていたことを今でも覚えています。

    午前10時半ごろ、メンバーの方々と合流してそのまま宇都宮駅付近にあるオリオン餃子さんで餃子をいただきました。地元で食べる餃子とは風味が異なり、宇都宮でしか食べられないという特別感も同時に味わうことができました。席は山崎さんと持地さんとご一緒して、2人の趣味や好物などプライベートな話をたくさんお聞きすることができました。私は2日目に徒歩のグループの方で参加させていただき、おふたりとはあまり話す時間がなかったので、4日目のこの機会にいろいろなお話を聞けてとても嬉しかったです。

    食後に訪れたオリオン市民広場付近のお土産屋さんでは、栃木県で有名なレモン牛乳をごちそうになりました。はじめて口にしましたが、ほのかなレモンの酸っぱさと牛乳の甘みがマッチしていてとても美味しく感じられました。また、レモン牛乳をごちそうしてくださった石橋さんが「若い子たちに飲んでもらえて嬉しい」とおっしゃっていたので、若者にあまり馴染みのない商品であると思うと少々勿体なく感じました。

    続いて訪れた光琳寺さんでは、コロナウイルスの影響で外出が困難になった地域の方々のための話し合いをする憩いの場が設けられており、大変驚きました。そして、みんなでコロナを乗り越えようという人々の温かい想いや優しさに触れることができました。2日目の越谷周辺を歩いた時とは違った人と人の関わり方、繋がり方を発見することもできました。

    その後、y’s teaさんでおいしい紅茶をいただき、紅茶を販売したきっかけや世界に紅茶を探しに行った話、紅茶の美味しい国についての話などさまざまなお話を伺いました。このような貴重な体験をしていらっしゃるお話を聞いて、やはり自分の殻を破って外の世界に出てみることや可能性を広げることの大切さを改めて実感できました。

    また、y’s teaさんと2日目に伺ったおづつみ社長は、お二人とも冒険や好奇心を大事にしていらっしゃるというという共通点に気付くことができました。この機会を通して、今まで人見知りを理由にいろいろな場所で言動に消極的であった自分を見直し、少しずつ積極的になってみようと思えました。

    徒歩行軍のゴールを迎えるころには辺りは真っ暗になっていて、徒歩チームの方々の姿が見えた途端、「サライ」を流してゴールを見守ったのが大変印象的でした。24時間テレビのマラソンはテレビでしか見たことがなかったのですが、本当に体感できたように感じられて心が熱くなりました。

    活動には二日間しか携わることができませんでしたが学ぶことは多く、「縁」や「繋がり」という言葉を強く意識した濃い二日間となりました。そして、諦めないことの大切さ、可能性と視野を広げることの素晴らしさを実感できました。勉強とアルバイトを両立するだけの大学生活であったら絶対に得られない貴重な体験をたくさんできたので、今回の活動に参加させていただけてとても幸せです。この体験を今後の活動や自分の生活に生かし、来年の『日光街道 太陽のもとのてらこや』の活動までに成長できたらと思います。本当にありがとうございました。

    獨協大学 2年 滝口菜々美

    2021-01-14 | Posted in 未分類No Comments »