Good job プロジェクト, はたらく力増量計画

11/20 オンラインセミナー「ありがとうを運ぶお金の話」

日本社会ではちょっとタブー視されがちな「お金」の話。親戚にお年玉をもらったり、おつかいに行ったり、小さな頃からお金に触れる機会はあるものの、家庭でも学校でも何となく「お金のことは、大人が考えて決める」という前提で、子供がお金について学ぶ機会はなかなかありません。ところが、社会に出た途端、初めての一人暮らし、入社した会社での初任給、奨学金の返済、クレジットカードでの買い物、家族の入院…などなど、急に「お金の使いかた」について考え判断することを迫られる場面が増えてくると言えます。
今の世の中は、たくさんのモノやサービスであふれています。電子マネーや仮想通貨など、より多様なお金の種類に触れられるようにもなってきました。お金では手に入らない、目に見えない”つながり”や自然の豊かさ、といった存在の価値を真に理解することなく、目に見える「お金」のことを考え判断するようになってしまうと、「お金があれば何でも手に入る」「お金がないと苦労する」といった短絡的な思考に陥りがちです。
お金の価値・意味は、お金では手に入らないものの価値・意味をも知るからこそ、真に理解できることでもあります。そして、お金を手に入れることが目的ではなく、幸せに生きる・真に豊かな生き方を実現するために手段としてお金が存在するのだ、ということも理解する必要があります。
お金について学ぶことは、暮らしや”はたらく”について考え自らの生き方を主体的に描いていくことでもあるのです。
「未来の働くちからを増やす」をテーマに開催する「太陽のもとのてらこや」最終日は、次世代の子どもたちへ向けた新刊『新しいおかねの教科書』を出版された新井和宏さんにお話を伺いながら、暮らしとはたらくの”これから”について、みなさんと考えていきたいと思います。

<セミナー概要>  

●日時:令和3年11月20日(土)15:15~17:00
●オンライン開催
●プログラム
・開会あいさつ
・新井和宏氏 基調講演「ありがとうを運ぶお金の話」
・質疑応答/閉会あいさつ
●受講料:3,500円
*本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。

<Good Job アクション!>
https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント初日(11月3日(祝))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html

「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。

日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。


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