ローカルではたらく

勤労感謝イベント「日光街道まるっと学び舎プロジェクト2018」が始動!

11月の本番に向けて、運営メンバーによる「下見」がスタートしました。
日光街道143キロの全行程+αを、歩き・電車・車などなどで巡り、日光街道沿いの地域の価値を体感するプロセスです。
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初回は、日光街道の起点・日本橋から。真夏の日差しを浴びながらゆっくりと歩き進みました。

日本橋→十思公園:吉田松陰ゆかりの場を散策していると、地元の方から声をかけられしばしお話
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→浅草橋 →浅草でひとやすみ
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→秋葉神社で安全を祈っておまいり
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→本郷へ一直線 →本郷追分で日光御成道へ。ちょうど中山道との分岐点にある中華そば屋さんのシンプルラーメンのおいしかったこと!大汗をかきながらいただきました。
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→駒込でシューマイ三昧(昨年の初日”将軍コース”にも特別に組み込まれたお店)
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→王子:渋沢栄一史料館で学びの時間。観るたびに新たな気づきをいただく場です
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→王子神社・槍祭で”王子田楽”を鑑賞
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→Goal!駅前「半平」でカンパイ
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このようにふりかえると「食べ歩きツアーですか??」という声も聴こえてきそうな一日でしたが、まずは場づくりに携わる私たちが日光街道のことを知り、好奇心をもって街道沿いの地域との接点を増やしていくことが大切なのです。
そして、それらの接点は、本番で歩き進む参加者の皆さんのおかげで、新たな”ご縁”へとつながり、その後の活動の支えとして深めることができます。

今年で10回目を迎えるこのイベント。
土地に刻まれた”はたらく”の足跡に触れ、未来の”はたらくかたち”を描く五日間です。
今年も多くの皆さまのご参加お待ちしています。
(11月3日・4日・23日・30日・12月1日)

 

埼玉学園大学の皆さんがフィールドワークで浅草へ

いつもお世話になっている埼玉学園大学の柴田仁夫先生のゼミの皆さんが、ゼミ活動の一環で浅草へフィールドワークに来てくださいました。
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日頃、柴田先生のもとで経営やマーケティングについて学んでいる皆さん。
浅草、そして私たちの拠点である合羽橋道具街も含めた台東区は、下町風情や昔からの文化・慣習を残しつつ、外国人観光客の増加に伴って新しい動きも芽生えており、なかなか見ごたえのある商いエリアです。
そして何より、「はたらく」と「暮らし」が密接に重なり合う地域だからこそ、人と人のつながりや、仕事への誇り・気概があふれる地域でもあります。
今回の皆さんにもぜひそういった”下町らしさ”ある地域性や歴史・文化が折り重なったはたらくカタチを感じてもらえれば、と考えながら、チームに分かれて浅草~合羽橋をめぐりました。
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合羽橋に到着してからは、JESの母体・有限会社人事・労務のメンバーもまじえて、説明&質問タイム。
”組織のワクワクをコンサルティングする”をコンセプトに、”未来のはたらく力を増やす”ために日々の人事・組織開発コンサルティングに取り組む有限会社人事・労務では、修己治人の精神で、自分たち自身が多様で創造的なはたらくカタチを実践しよう、ということで、個々のキャリアや働き方がさまざまです。
働く時間帯や形態もさまざまですし、組織に属しながらも自身でコミュニティを運営したり、有限会社人事・労務そのものも”コミュニティ経営”を実践しています。
そして、顧問として関わる中小企業の中にも、同様にダイバーシティやコミュニティ経営を推し進め、地域のつながりの基点として存在している会社が多くあります。
今回は数名のメンバーから、そういった自分たちのはたらくカタチやはたらく価値観について話をしてもらいました。
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「こういう中小企業があるんだ」「こういう働き方ができる時代になっているんだ」ということを学生の皆さんに少しでも感じていただき、将来のキャリアの選択肢の広がりにつながればと思います。
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フィールドワークの最後は、浅草でのお食事。
柴田先生のゼミは、一年生から四年生までが揃って学びの場を持っているので、このような機会から、「先輩・後輩の関わりかた」「食事の場でのふるまいかた」「授業中の話だけでは知れない多様な情報」など、社会人として生きて行くために大切な”知恵”を学ぶことができます。
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これってすごいこと!

学年を越えて、未来に向けた話をにぎやかに語り合う学生の皆さんの姿をみながら、とても頼もしくまぶしい気持ちで、会を終えることができました。
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私たちも学びの多い一日となりました。
埼玉学園大学・柴田ゼミの皆さん、柴田先生、ありがとうございました。

 

「はたらくワクワク」を育む!はたラボ@春日部を開催

昨年からグリーンフェスで取り組んできた「はたラボ」。
今回から地域に飛び出し、つながりの基点として地域に価値を循環させている経営者の皆さんに協力いただいて、日光街道を舞台とした「はたラボ」を展開していくことになりました。

初回の協力企業は、お菓子の家「スワン」さんです。
春日部の梨など地のものをおいしく盛り込んだ甘いお菓子を”藤の牛島”駅近くのお店でつくり販売しています。
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お菓子屋さん(パティシエ)と言えば、いまも”子供が将来なりたい職業ランキング”では必ず上位にランクインする仕事です。
今回は、お菓子づくりが初めての子、やったことあります!と言う子、そして将来お菓子屋さんになりたいという子など、5名の皆さんが集まりました。

エプロンと三角巾で身支度を整えて、大学生のお姉さん(インターン生)の進行のもと、チェックイン(自己紹介・今の気持ちをひとこと)からスタートです!

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まずは、スワン石川社長から、お菓子のつくり方やポイントをご説明いただきました。
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そして、スタッフの方にもナビゲートいただきながら、プロの道具をつかってお菓子づくりスタート。

「参加してくれたみんながまた自分でお菓子をつくれるように」と、子どもたちがチャレンジしやい市販の材料を活用したメニューを準備してくださり、”ロールケーキ””クッキー””ゼリー”という三つのスイーツに取り組みました。

「なにか質問ありますか?」と問いかけても最初はもじもじしていた参加者の皆さん。

でも、しばらく経つと、自分から「やります」と手を挙げたり、一生懸命メモをとりながら石川社長に質問をしたり、どんどん参加する姿に変化がみられるようになりました。

約2時間の後、完成したお菓子たち。
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外のテラスでいただくお菓子のなんておいしいこと!
皆でもぐもぐと頬張りながら、スワン石川社長への質問タイムです。

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お菓子をつくる上での心がまえ、どういうおもいで普段お菓子づくりをしているのか、なぜスワンを始めたのか、などをお話いただきました。

「これから社会人になるまでの過程で、もし、ちょっと話をしたいな、ちょっと話を聴いてもらいたいな、ちょっと将来のことを考えたいな、そんな時が来たら、このスワンを思い出して、ぜひまた顔を出してください。」

学校ではなくお家でもない、地域のつながりの基点というサードプレイスだからこそ、これからの”ワクワクはたらく”の源がたくさん生まれています。
そして、このようなまちなかのサードブレイスにいる”カッコよくはたらく大人”の存在が、将来のはたらく上での選択肢を広げてくれるかもしれません。

子どもたちがこの場に身を置くことで、少しでも気持ちがほんわかしたり、前に進む勇気が出たり、そんな”まちなかの居場所”と出会えるような機会を、これからも創り出していきたいと思います。
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私たちの活動では、「経験学習」の手法を取り入れています。

体験してみてどうだったのか。体験する前と後とでどういう点が変化したのか。
そのような自分の心の動きと向き合いながら、体験した学び・気づきをこれからの生活に活かしていくこと。
そして、ここでの体験が、将来の「はたらく上での視野や選択肢」を広げる心の火種になること。

そんなことを考えながら、このはたラボをこれからも続けていきたいと思います。

 

ご縁とおもてなしのまちの素養<日光街道 × 未来のはたらく フィールドワーク三日目①>Good job プロジェクト2017

11月の「日光街道まるっと学び舎プロジェクト」に向けて、運営チームでフィールドワークを行なっています。
三回目のこの日は、本番三日目(11月11日(土))を想定し、栗橋をスタートしました。

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昔ながらの街並みが残る栗橋は、ちょうど遺跡の発掘中。
まさに栗橋宿の本陣跡を発掘しているところでした。

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東北と江戸をつなぐ陸運だけではなく、水運の基点でもあった栗橋。その名残に触れて興奮しながら利根川へ。
穏やかな水の流れに木舟が乗っかって江戸方面へ進んでいく光景を想像しながら、橋を渡りました。

古河に入ってしばらく歩いていると、トラックから手を振る男性が目に入ります。

「何やっているの?」と威勢よく話しかけてくださるこの男性としばし会話。
そして休憩をはさんでまた先に進んでいると、再びトラックが。
「これ」と窓から差し出された手には、飲み物が!
差し入れでした。

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ちょうど太陽が真上になり、じりじりと光を浴びていた私たちには、何ともうれしいエネルギーチャージ。
心も体も満たされて、男性に手を振りながら、歩き出しました。

 

ひたすらに一本道を歩くと、古河駅前へ到着です。
毎年お世話になっているお茶の鈴木園さんの店内へ入ると、「さっき歩いていた人たちだ!」
お茶を買いに来ていたご夫婦が、声をかけてくださいました。

今日の下見のことやイベントのご案内をしていると、「暑いからどうぞ」と、鈴木園さんのソフトクリームをくださることに。
夏の下見の際、毎回私たちがひそかに楽しみにしている鈴木園さんのアイスクリームですが、今年はパワーアップして抹茶ソフトが仲間入りしていました。
それをおごってくださることになり、恐縮しながらもありがたくいただきながら、店内の”茶の間”でお話。

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まさに鈴木園さんが掲げる「日本茶飯事(毎日お茶を呑みお米を食べる日常茶飯事~日本人としての家庭(生活)というスタイルを過ごす)」の言葉の意味を実感しながら、今暮らしているまちのこと、ここ古河のこと、地元のこと、など、さまざまな地域での暮らしについてお話しました。

愛着ある地域のことを話すひとときは何だか心が豊かになります。

このイベントを通してそのような愛着ある地域・場所が増えていくことのありがたさを感じながら、このご夫婦を見送り、鈴木園さんをあとにしました。

 

古河のまちなかに点在する道標を確認しながら、目指すは野木神社。
毎年ごあいさつさせていただいているご縁の場所です。

その野木神社の手前、毎年通り過ぎる街道沿いの結婚式場が実は当協会メンバーにゆかりある場所というのを知り、記念撮影だ!などとワイワイやっていると、自転車に乗った女性が立ち止まって声をかけてくださいました。
どのようなイベントなのか、なぜ今日歩いているのか、などお伝えしていると、私たちの協会名にもある「ES」にも関心を持ってくださり、しばしお話したあとに記念撮影をしておわかれしました。

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関心をもって応援してくださる方がいることがこんなにもうれしいのかとしみじみ感じながら、野木神社に向かって歩いていると、今度は当の協会メンバーが車でサプライズ登場。

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さらに、途中合流予定だったメンバーも野木神社に集まり、「ご縁とおもてなしのまちの素養」について半日を振り返りながら、小山へ向けて出発したのでした。

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車通りが激しい都心の街並みが変化し、田畑によって描かれたローカルな街並みに変化する春日部から、杉戸、幸手、栗橋、古河、そして野木という行程は、まちの歴史・文化の厚みや暮らしている方々の愛着心の強さを感じる道のりでもあります。
道にゴミが落ちていないこと。
道端の草花がよく手入れされていること。
のぼりをみて声をかけてくださる方が多いこと。
何か一つ尋ねるとその二倍も三倍もたくさんのことを教えてくださること。
そして、自分のまちのことを楽しそうにうれしそうに話す方が多いこと。

この日光街道まるっと学び舎プロジェクトに取り組んでいると、それぞれの地域には、「新しいものを受け入れ変化しながらも、ぶらさない何かを大切に持っている”まちの素養”」というものがあると感じます。
越境する私たちヨソモノをまずは受け入れてくださり、関心をもってくださり、何かをつなげてくれるまちの人たち。
今回フィールドワークで歩いた行程は、まさにその”まちの素養”がある道のりであったと言えます。

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ご縁をいただいた皆さん、ありがとうございました。

 

2017年JES新年会<第二部>つながりを深め、広げ、未来へ。

2月10日、遅めの新年会となりましたが、
総勢50名もの濃いつながりの方々にお越しいただき、
無事に、感謝をお伝えする場を持つことができました。

今回も、大幅に会の時間は伸びてしまい、
皆さまにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、

第一部の児童養護施設「子どもの町」の根岸施設長のお話や、

903シティファーム推進協議会の石渡さなえさんがコーディネートしてくれた
アルパカ縄文ファームで収穫した野菜を活かした料理、

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絵本作家の光丘先生とソーシャルアクション基金の支援先でもある
シーホース音楽福祉協会の倉持さんの絵本の読み語りと即興ピアノ演奏のコラボなど、

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いつもグリーンフェスなどのプロジェクトでお世話になっている尾堤社長のご挨拶や、
尾堤社長

顧問でありCSRの第一人者である横浜市立大学の影山先生のご挨拶、
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グリーンフェスにも出店していただいた志村酒店の志村さんにソムリエとして
ココファームのワインを紹介していただいたり、
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つながりある方々と場を共に創りあげることができました。

未来のはたらくカタチを考える。
それは私たちだけでなく、それぞれ皆さんの視点から、
それぞれのおもいを持ち寄って、なし得ることなのかなと思います。

そして、今年の表彰ですが、
〈ES推進賞〉
こいけ経営労務管理事務所 小池誠二さん
石井造園株式会社 石井直樹社長
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903シティーファーム推進協議会 矢尾板 初美さん
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以上の3名の受賞となりました!

2016年のみならず、これまでの(一社)日本ES開発協会の活動を多いに盛り上げ、
支えてくださった皆さん。この場を借りて、改めて、ありがとうございます。

そして、今年は〈ES推進大賞〉も!
今年のES推進大賞は、、、小池さん!
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いつも、プロジェクトの前の準備や畑の指導など、
様々なところでお世話になっていて、
まさに、その存在がJESの象徴ともいえる、安心感のある小池さんです。

また、今年は、ソーシャルアクション基金の立ち上げを記念して、
〈ソーシャルアクション推進事業大賞〉を新設しました。
受賞者は、
シーホース福祉音楽団 倉持さん
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以上の2名になります。
次の世代を担う子供たちの未来を明るく照らす、
そんな2団体の活動に、更なる期待も込めて、
矢萩会長からのお祝いと、ありがたい記念品(?)のにんにくんを贈呈。

2016年のインターン生上田さんも活躍してくれました。
学生の存在は、やはり大きいですね。
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あらためて、つながりの中で成り立っている団体だなあと、実感します。
関わってくださる皆さまのおもいや期待を無駄にしないよう、
チャレンジを続けないといけないとなと実感します。
2017年、今年も一般社団法人日本ES開発協会をよろしくお願い致します。

 

2017年JES新年会を開催。つながりを深め、広げ、未来へ。

ご縁をいただいている方々と共に、2016年度の活動をふりかえり”未来のはたらく”についておもいを描く場として「新年会」を開催致しました。

ご参加いただいた皆さま、そして日頃からお力いただいている皆さまに、改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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「次世代の子どもたちへ 未来の新しいはたらくカタチを!地域のはたらくえがおを!」をテーマに行なった今回の新年会。
第一部では、春日部の児童養護施設・子供の町の根岸施設長によるお話を伺い、
会に集まった多様な皆さんと共に、”未来の”はたらくえがお”のためのソーシャルアクション”を考えるダイアログの時間を設けました。

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さまざまな働きづらさを抱える若者たちの”はたらく場”としてどうあるべきか、という地域企業の経営者の皆さんの視点。
多様なはたらき方・はたらく場づくりを支える士業の皆さんの視点。
未来思考で新たなはたらくカタチを実践する個の方々の視点。
地域の中で個々のソーシャルアクションを促す活動を推し進める方々の視点。

児童養護施設の子どもたちの現状や未来に向けた課題などのお話を伺い共通認識としてもつことで、
本当に多様な角度から、もっと知りたいこと・すぐに取り組みたいこと・やるべきことなど多くの意見・見解をいただきました。

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今日ココでの一つのストーリーを、異なる地域・異なる立場・異なる視点の人たちが異なるアンテナで捉えることで、
「多様で創造的な知恵」が生みだす。
そのようなFuture Centerとしての役割をもって、
ご縁をいただいている多様な皆さんとのダイアログ(対話)の場を継続的につくりながら
「はたらく力増量計画」を推し進めていきたいと考えています。

 

”枠”を一度とっぱらってみる

前回の投稿で「モノサシを変えてみる」大切さ、というのをお伝えしましたが、

そのように、職のためのスキルや就活情報よりも「シゴト選びのモノサシを変える」ことが大切であると

考えるに至ったのは、一つは、私たちが普段関わる中小企業の経営者や社員の皆さんの声を

聴いているから。

そしてもう一つは、自分自身のキャリアの道筋にも理由があると感じています。

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私は、「大学3年秋頃が就活解禁時期」と言われていた世代です。

当時はそれが当たり前。「そうしなきゃいけない」と思っていましたので、

秋(確か10月頃)周りと同様に就活をスタートし、求人サイトに登録して企業情報を眺めエントリーしたり、

合同説明会に参加したりしました。

私は最初から東京で就職しようという気持ちが強かったので、18きっぷという在来線乗り放題のチケット

を買い、月一回くらいのペースで東京に通った記憶があります。

幸い関東に姉や友人がいたので、宿代がかからない恵まれた状況にはありました。

貯めたアルバイト代はすべて就活資金となりましたが、そのことがむしろ「就活がんばっている自分」

を自己肯定する要因にもなっていました。

でも当時は、「就職氷河期」真っ只中。

受けた企業数は、今の学生たちに比べればさほどの数にはならないと思いますが、

それでもすべての企業から不採用通知が届くばかりの状況は、結構こたえました。

それまでどちらかというとあまり大きな挫折や失敗もありませんでしたが、

この時期は、他にも家族の病気などもあり、考えなければならないことが多くて、

でもあまり周りに相談することでもないなと思い、一人モヤモヤと過ごしていた記憶があります。

 

そういう中で自分が下した結論は、「就活をやめる」でした。

ある企業説明会の会場で、同じ色のスーツ・髪形・バックの同世代たちがゾロゾロと歩いているのを

見た時に、心底具合が悪くなってしまい(本当に貧血を起こしました)、

「自分はあの中の一人にはなれないし、なりたくない」という確信をもってしまったのです。

 

その後しばらくの間はぼーっと過ごしていたのであまり記憶もありませんが、

いろいろと心配してくださったゼミの先生と今後について話しているうちに、

「そういえば、社会保険労務士になりたいと考えていたんだ」ということを思い出し、

「社労士事務所を探して就職させてもらえないかあたってみよう」という意志が

急にメキメキと湧き上がってきたのでした。

就活を始める大学3年から私は労働法ゼミに所属しており、また、元来「はたらく」ことに関心が

高かったということもあって、社労士資格をとっていずれ事務所を開業したいと考えていた自分。

すっかり型通りの就活に染まり、そんなビジョンも忘れていましたが、改めてそれを思い出した時に、

急に光が見えたような気がしたのでした。

そこから先は、何件電話しても「新卒は採ってないから」「一人でやっている事務所なので」と

断られてばかりでしたが、不思議とそれに心傷つくことはありませんでした。

そして、ようやく探し当てた一社から面接をとの返事があり、真夏の暑さ厳しい東京に来て、

小さな町の喫茶店で、代表と面接をしたのでした。

それが、今私が勤めている会社です。

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この就活を振り返った時に、私は「(一般的な)就活をやめて良かった」と思っています。

就活をやめて、個としての長いキャリアを考えながらシゴトを探しはたらく場を探す。

そういう過程があったからこそ今の自分がいますし、私のキャリアはその過程がなければ出会って

いない人・生まれていない機会で成り立っているようなものです。

 

今、私の職場には、20代、30代のメンバーがいます。

皆、ココに入ってきた経緯はさまざまで、描く”あり方”もさまざまです。

資格をとって専門性をもって働きたい人。

将来経営をしたい人。

つながりを大切に持続的に働きたい人。

まずは成長してやりたいコトを創りたい人。

多様なメンバーに共通しているのは、実は「(一般的な)就活をしていない」という点だったりもします。

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学生時代のインターンを経て新卒入社したメンバー。

社労士事務所を探して大学卒業直前に門をたたいてきたメンバー。

新卒入社した大企業を辞めて、見習いからスタートしたメンバー。

皆それぞれに”未来のあり方”を模索しながら、それぞれのスピードでキャリアを歩んでいます。

何が正しい、こうすればばっちり、という答えはありませんが、

一つ言えるのは、

「就活という型を一度とっぱらってみて、自分にとっての”ありたい未来”がどういうものなのか、

そのためにどういうキャリアを歩んでいきたいのか、を考えて、進んでみた方が良い」

ということです。

そのための手段はたくさん生まれています。情報もたくさんあります。

IT技術の進化や価値観の変化、世の動きによって、キャリアの選択肢・キャリアを自ら創る

可能性は、大いに広がっているのです。

 

シゴト選びのモノサシを変えるには<大学でのキャリア講座で考えたこと>

先日、山形の大学で大学三年生向けに、キャリアについてお話をさせていただきました。
講座のテーマは「シゴト選びのモノサシを変える!新しい一歩を踏み出すキャリアデザイン講座」。
そもそも就職のためのスキルや就活情報をインプットする前に、
世の中にたくさんある”はたらく場”(大小さまざまな企業やNPOなどの団体)のことを知り、
新しいはたらくカタチが生まれていることを知って、
自分自身の”シゴト選びのモノサシ”を少し変化させる機会としてもらいたいなと考えながら、
山形へ向かいました。

「つばさ」の車中、地元東北の懐かしい風景を目にしながら、「就職」について考えを
めぐらしていました。

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日頃、人事コンサルの現場では、
「これまでは中途ばかりだったけどそろそろ新卒採用にチャレンジしようと思う」
「新卒で入った社員がリーダーとして育っておりうれしい」
といった、人材採用にかける中小企業の経営者の強いおもいを多く聴きます。
そしてその声は、この「労働力不足&採用難」の時代にさしかかり、”悩み”としても
噴出してくるようになりました。

「求人広告を出したけれど、これまでのような問い合わせが全く来ない。
 このままだと百万を超える広告費を払い続けて終わりそうだ。」
「ここまで来たら、求人条件を変えるしかないから、給与体系を見直そうと思うので、
 相談に乗ってほしい。」
等々。
実際に、求人票の条件を見直し(初任給アップや休日日数の増加など)、それに伴って
在籍している社員の雇用条件も見直す(新人と既存社員とのはたらき方のひずみが出ないように)
というケースも多くあります。

そこまで”新たな人材を求めている”中小企業がますます増えている一方で、
就活を控えた学生の間に未だ存在する「大企業志向」「安定志向(=中小企業は安定していないから
入社するのは不安という志向)」。
企業側からすれば、これだけ多様で創造的なはたらき方ができる時代になってきたのに(それに伴って
組織としても個としても変容が必要にはなりますが)、
なぜ、「新卒一括採用」という枠組みのもとでこれまで通りの思考パターンからしか就職を捉えること
ができないのだろうか、
と疑問に感じることもしばしばです。

毎年さまざまな大学でお話させていただいたり学生の皆さんと話す機会がありますが、いろいろなメディア
の影響なのか、あるいはまわりの大人や教育の影響なのか、
そのような志向を変容させるのはなかなか難しいことなのだなあとも感じます。

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ただ、
「こういう魅力的な中小企業もあるんだな」「こういう豊かなはたらき方ができる職場もあるんだな」
と伝え、知ってもらうことはできます。
そして、それによって学生一人ひとりが考え方・捉え方を変容していくことも大切ですが、
私たち社会人も含めた社会全体が「企業規模」「業種」といったモノサシだけではなく、
「地域社会や環境に対してどのような働きかけをしているか」
「どのような多様・創造的なはたらき方をできるか」
「どれだけの共感資本を集めているか」
といったなかなか表面的にははかりにくいモノサシで企業のあり方を考えていくことも必要なんじゃないか
と思っています。

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今回のセミナーでも、せめて「シゴト選びのモノサシ」に少しでも新たなエッセンスを注入できれば!
そう考えながら、お話させていただきました。
機会をいただきありがとうございました。

 

日光街道まるっと学び舎プロジェクト~実は、本番前に下見で日光まで歩いているから、リーダーの長谷川君は286キロ歩いているんです。~

日光街道まるっと学び舎プロジェクト。
それは、私たちJES(日本ES開発協会の略)の活動の中でも、代々続く一大イベント。
その開催までには、制作物の作成やところどころのアポイントなど、準備に多くの時間を費やしています。
その中でも、一番大事なのは、下見。
単純に道を確認するだけではなく、道は安全か、どこで休憩できるのか、どのペースで歩けばよいのか。
特にリーダーとして引っ張るインターン生の長谷川君は、下見で一度ほぼ完歩しなければならず、日差しの熱い8月から着々と歩き始めました。
そんなイベントの裏側を、当時の長谷川君のFacebookの投稿から、公開します。

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日光街道まるっと学び舎プロジェクト。
「下見」がスタートしました。

開催9回目を迎える今年は、「未来の新たな”はたらくカタチ”をつくる」をコンセプトに、11月3日文化の日から、歩き進みます(計143キロ)。

その本番の二日目(11/5)を想定して、下見初回のこの日は、越谷集合後、春日部へ。
いつもお世話になっているおづつみ園さんに伺い、おいしいお茶とスイーツをいただきながら、旅先での出来事とリーダーとしての判断力のお話、春日部の地域の未来のお話など、歩き始める前から学びの多い時間を過ごさせていただきました。

そして一行は、庄和にある縄文ファーム目指してスタート。
道中、毎回グリーンフェスに出店いただいている藤の牛島のスワンさんで、ほっこりおいしい洋菓子をいただき、南桜井では、尾堤社長お薦めの長寿庵さんで話題の”冷やしカツ丼”を一気にいただき、庄和総合公園近くに新しくできた米粉パン屋さんでおやつをいただき、縄文ファームに着く頃には、しっかりとエネルギーに充たされ、皆で畑でひと仕事して、一日を終えました。

まさに、土地の記憶に触れながら、地域の魅力を体で感じる一日。
歩く行程で生まれた接点からたくさんの繋がり意識や愛着心も広がる道のりでした。

 

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日曜日、二回目の日光街道の下見にいってきました。

今回の下見は初日を想定し、日本橋に集合。その後越谷まで24km歩きました。
道中では自分が歩いたこと、見たことがないということもあり終始どこを見ても新鮮な気分でした。また、草加〜越谷にかけての道ではとても趣のある松並木があり感動しました。
車や自転車ではなく自分の足で歩くというのは中々ない経験でしたが、歩ききった後の達成感は言葉では言い表せないものがありました。

本番でも参加して下さる方にも同じ気持ちを感じ取ってもらえるように頑張りたいと思います。

 

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先日、3回目の下見に行ってきました。
今回の下見は4日目を想定し、栃木県の石橋駅に9時に集合。
その後今市まで歩く予定でした。
、、、しかし、予想以上に日の入りが早かったため歩く予定だった日光例幣使街道を歩き続けるのが困難ということもあり、途中の文挟駅でゴールになりました。
最後まで歩ききれなかったことにとても悔しい思いをしましたが、実際に歩いてみないとわからないことや当日の歩くペースをつかむことができたなど得ることも多い充実した下見となりました。
本番に向けてもう一度経路の見直しや作戦を練り直し、本番で必ずゴールできるように努めていきます。

 

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先日2日目の下見を行いました。
本番では越谷駅〜古河駅間を歩きますが、今回は幸手駅〜古河駅まで歩きました。
道中で私の足のトラブルや歩くペースを上手く掴めないこともあり、全てを歩ききることができませんでした。

目標の距離を歩ききることができなかったことへの悔しさはありましたが、改めてペースを掴むという難しさや当日のトラブルへの対策を考えるきっかけになったので前向きに捉えて本番に向けて考えていきたいです。
午後はココファームさんに伺いました。
ワインの製造過程やワインの貯蔵庫、シャンパンの作り方など今まで関わることのなかった未知の世界を知ることができたことができ、いい経験になりました。
ワインの試飲では普段飲むことができないワインを6種類も飲みましたが、やはり”本物のワイン"というのはなんなのか思い知らされ、普段飲んでいるワインとは全く違う美味しさに驚愕を受けました。
余談ですが私のおすすめはスパークリングワインの”あわここ”です。
本当に貴重な経験をありがとうございました。

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ただ歩くだけじゃなく、リーダーとして、いろいろな判断を迫られるので、体力だけでは乗り切れません。
そんな中で歩ききった。脱落者を出さなかったことは、素晴らしい。
「はたらく」って、表には見えない、裏の準備が肝心要なんだ。
どうやって楽しく、どうやって意味あるものにするのかは、本人しだい。
そんなことを、改めて実感する楽しい下見の時間でした。

 

 

元インターンシップ生小保内さんフランスから凱旋

インターンシップの先輩、小保内さんが、フランスから凱旋!
大学一年生の時から約3年間という長きにわたりインターン生として、JESの事務局を務めてくれた小保内さん。日光街道まるっと学び舎プロジェクトやグリーンフェスで毎年走り回っていました。

JES 小保内さん

そんな彼女も、今は大学を休学し、WWOOFという仕組みを使って、フランスの農村で有機農業を学ぶ日々。

フランスや近隣国の人々の国民性や文化の違いで戸惑いはあったそうですが、今ではすっかり、フランスの農村コミュニティのあり方に共感し、魅力を教えてくれました。

やはり、農業は、はたらくということの原点。多様な国籍、年齢の人々とともに農作業をし、さまざまなつながりの中で自分自身を磨く小保内さん。またすぐ半年間フランスに旅立ちますが、また次はどんな変化、成長が見られるのか、今からすでに楽しみです。