インターン, ローカルではたらく
突撃!地域でかがやく、はたらく力 〜今井かまぼこさん〜[おかげさま市場つながりインタビュー]
〜地域とのつながりをつくる:商店街でかまぼこと生きる 「今井かまぼこ」さん〜
五月に開催した「おかげさま市場 in YOKOHAMA」で、私たちはたくさんのご縁に恵まれ、横浜農業を盛り上げよう!という志高い仲間に出会いました。今号から、そんなカッコいい大人の皆さまに突撃インタビューをしていきたいと思います。
第一弾は、5月に開催したおかげさま市場 in YOKOHAMAで出店してくださった横浜のブースの一つ、今井かまぼこさんです!
今井かまぼこさんは、地元横浜の藤棚商店街で、地域の方から愛されているお店です。いつも買いにきてくれるおばあちゃんがいたり、おしゃべりしていくおじいちゃんがいたり。
横浜で地域のものを使っておいしいものをつくる。横浜の新鮮でおいしい野菜を知ってもらう。売り手の顔を見て、安全な食べ物を選ぶ。そんなこだわりを持つ人をつなぎたい。
そんな想いを通して、今井かまぼこさんと私たちとのつながりが生まれました。
今井さんは、さつま揚げには、自分たちが一番おいしいと思う食材を使っています。お魚は北海道のとれたてを、野菜は横浜のとれたてを。自分たちの手でつくるからこそ、仕入先の漁師さんや農家さんとも直接つながりがあります。
横浜のお野菜を使うようになったのは、わりと最近なのだそうで、私たちがマルシェで販売させていただいた、横浜の永島農園さんのしいたけがその一つです。
「横浜にもこんなにおいしいしいたけがあるんだ!」と知って、もっと横浜のおいしい野菜を、さつま揚げに使いたい、そう思うようになったのだとか。それ以来、「こんなにおいしいしいたけがあるよ!」「横浜の野菜を入れたらこんなにうまいさつま揚げができたよ!」と周りに伝えるのが、楽しい。自分がおいしいと思うものを、もっと周りに広めていきたい、そう思うようになったそうです。
おいしいさつま揚げの秘密は、もちろん作り方と材料へのこだわり。ですがここにもう一つおもしろいポイントがありました。
「全国のさつま揚げを食べ歩いたんです。どこで食べても同じ味のさつま揚げ。全国をまわる中で、そんなのつまらないなって気づいたんです。“今井かまぼこのさつま揚げ”を作りたいと思いました」
そんな今井さんは、さつま揚げを作りながらこんなことを考えているといいます。
「食べる最初の一口を想像してつくってます。その一口目で、絶妙なバランスで、さつま揚げのうまさを味わってもらいたいんです」
そう語る今井さんの今の目標は何でしょうか。
「商店街を“接点”にすること。商店街は、人と人、店と店、グループとグループ、さまざまなモノ・コトの接点になることができる。それが結果的に何かにつながればそれでいい。横浜のたくさんの魅力に気づいている自分がいるのだから、それは伝えていくべきだし、何より自分の好きなものを伝える、このことが単純に楽しいんです」
自分の好きなものだから伝えたい。伝えることが楽しい。そう語る今井さんは、誰よりも輝いて見えました。
これからも、地元のおいしい野菜と、今井さんならではのつながりを生かした、“今井かまぼこのさつま揚げ”をたくさん伝えていきたいと思います。
[fbcomments]