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継続を力に―4年間の思いのもとでの行動・学び
今回、徒歩行軍リーダーを務めました、学生の高橋です。
私はこの日光街道のイベントに大学1年生のときから参加させていただいており、今年で4回目の参加となりました。また、大学4年ということもあり今回で学生として最後の参加になるので今年こそは全行程を参加、日本橋から日光東照宮までの143㎞を踏破しようと決意しておりました。そんな想いのもと2日目を迎えました。
2日目は越谷から栗橋までの約32㎞を歩きました。
初日から連日だったため私含め参加者への負担はないか非常に心配でしたが迎えた朝、連日参加だった方々も疲れはなく元気だったので、私もリーダーとして皆を導いていかないと、と元気をもらいました。
私はこのイベントが近づくと毎年、同じ大学の友人やゼミ生に声掛けしており、毎年参加してくれるのですが、今年も友人が参加してくれて、この日の行程も一緒に歩いてくれました。
越谷を出発し、休憩しつつ向かう場所は、蕎麦匠ほりたという春日部にあるお蕎麦屋さんです。ほりたさんといえば春日部では名物の藤うどんが食べられるお店です。
藤うどんは、春日部市の特別天然記念保存の木に指定されている「牛島の藤」の花の色をイメージして生み出されたうどんで鮮やかな紫色をしていて、非常においしかったです。
それから、春日部で有名なお茶屋さんである、おづつみ園に立ち寄り、おいしいお茶を飲みながらおづつみ園の尾堤社長にお話を伺いました。その中でも印象に残っている言葉は「何もせずにどうしよう、どうしようとしているうちに時間は過ぎていく。時間は待ってはくれない。だったら何か行動を起こさないと…」
これを聞いて確かに焦ったり慌ててしまったりしても時間だけが過ぎてしまいもったいないと思いました。以来、私はこの言葉を念頭に置き、生活するようにしました。
32㎞という距離は普段の生活では歩くことのない距離で実際に歩くと大変です。しかし、そんな大変な時だからこそ参加者皆で声を掛け合ったりお話しながら歩いたりすることで足の痛みや疲労も和らぎます。辛そうな人がいたら声をかけ、夜、真っ暗な場所を通るときは安全に配慮して気を付けて歩くよう促したり懐中電灯で足元を照らしたり皆で協力しながら歩きました。
地域のお店がおもてなししてくださることへの感謝や休憩場所が視界に入った時の喜び、ゴールした時の達成感など、このイベントで感じることは全て実際に行ってみないと感じられないものだと改めて思いました。尾堤社長の仰るように、行動することへの大切さを体感しました。
毎年参加していたので道中でも、あの時のあの行程ではこの人とこんな話をしながら歩いたな、と4年間の思い出や記憶がよみがえってきました。私や毎年参加してくれる私の友人もこのイベントを心の底から楽しんでいるので、同じ気持ちを共有できる人がこれからも増えたらいいなと思います。だからこそ、私が大学を卒業しても、新しく参加してくれるインターン生にこの思いを引き継いでもらいたいです。
埼玉学園大学 4年 高橋謙介