2010年6月25日、日本ES開発協会の春の定例会として、環境とCSRと「志」のビジネス情報誌『オルタナ』を発行されている株式会社オルタナの森 摂代表取締役兼編集長をお迎えし、開催いたしました。
森氏は、東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。ロサンゼルス市局長を経て。2002年9月退社。同年10月ジャーナリストのネットワークであるNPO法人ユナイテッド・フィーチャー・プレス(ufp)を設立、代表に就任。2006年9月、株式会社オルタナ設立に参画、編集長に就任、現在に至ります。
まずはじめに、当協会会長の矢萩より、「人に社会に環境にやさしい持続可能経営」をテーマに、これから成長する企業に必要な「志経営」の重要さについて
お話させていただきました。
そして第1部では、森編集長より「ソーシャルビジネスという企業の新しい選択肢を探る」をテーマにお話をいただきました。
講演では、「サッカー大国は実は環境大国であった」など、森氏ならではの
ユニークな視点から、日本がいかに環境・資源への意識が低いか、そして日本の将来が今ここにいる方々の背にかかっていること熱く語ってくださいました。
第2部では、「志の大きい企業が社会を変える」をテーマに、金融資本主義から知識資本主義、そして今、絆を中心とした共感資本主義へと変化したこれからの時代、経営者が社会貢献を意識したビジネスに転換し、若者が知名度で企業を選ぶことを辞め、このような企業を選ぶことが、持続可能社会につながることを確認させていただきました。
今回の定例会では、個々人のESに対する理解と、ESとCSRの関わりに対する意識を高めることができました。
今後は、ソーシャルビジネスの意識を広め、「本業を通じた社会貢献」を実現する志の高い企業・人材を創り出すために、さらなる地域活動・啓蒙活動に励んでいこうと思います。 |